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そこから、僕らの時は動き始めたんだ。
翔に初めて言った時は、殴られる覚悟だったけど
「いずれこうなるって思ってた」なんて言って
僕の方をポンと叩くだけだった。
僕のことを信用してくれて、嬉しかったんだ。
そんな、順調に恋愛が進む中、僕は出会ったんだ。
…、ジュン。
お前と同じ、恋の神様の使い猫に。
真っ白な毛並みの、黄色い首輪をした。
出会いは、僕が住んでたアパートだった。
僕が大学から帰ってきたら、その猫は家の前で寝ていたんだ。
首輪をしていたから飼い主がいるんだろうと思っていたんだけど
辺りに飼い主らしき人なんていなかったから、一時的に家に入れたんだ。
そしたら、腰が抜けたよ。
その猫は、家に入った瞬間宙回りして男が現れたんだから。
ニ「どーも、恋の神様の使い猫のニノです」
なんて笑いながら。
でも、ニノはお前と違って恋を叶えるんじゃなくて
恋をもっと発展させるためにここに来たって言ってたんだ。
当時の僕は恋愛なんて知らなかったからね。
ニノのアドバイスを聞きながら、確実に僕らは愛を育んだ。
僕は、確かに彼女を愛していたんだ。
守りたいと思っていたんだ。
…なのに、神様は僕を幸せにするどころか
地獄へと引きずり落としたんだ。
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翠(プロフ) - コメ失礼します…!めちゃくちゃ好きで一気にシリーズ全て読み切ってしまいました!更新待ってます…! (2023年3月22日 12時) (
レス) @page14 id: 554419db83 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - めちゃくちゃ面白いです！更新待ってます！ (2021年7月5日 19時) (レス) id: c47a51ee2c (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 更新ずっと待ってます…！ (2019年12月30日 21時) (レス) id: 99874afee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんでぃぶるー | 作成日時：2019年7月27日 20時
