すいーと・すいーと・まいほーむ【あほの坂田】

ご ページ6

(…ここなら結構いいかも)

今日は坂田先輩よりも早く帰宅して、例のお店探し中。

やっと駅近のブランド店を見つけられた。ちょっと遠いけど、この際そんな事どうでもいい。早く用意しなくては…

「ただいまああああ！！」

『わっ、先輩！』

商品カタログを見ていたところで、玄関から大声が聞こえてきた。

慌ててパソコンを閉じるのと、先輩がリビングに入ってきたのはほぼ同時。

「ん？何見とったん？」

『い、いえ何も！ご飯作っといたので食べ下さいね』

「はぁい」

隠し事をするのは気が引けたけれど、今回ばかりは仕方がない。

…まあ、準備してなかった私が悪いんだけどね。

「あ、明日俺飲みに行ってくるから」

『…え、大丈夫なんですか？』

「し、失礼なっ！！」

そう言われても、日頃の彼を見ている限り心配せざるを得ない。

会社の飲み会でも毎回毎回酔っぱらって、挙句の果て朝全く起きてくれないんだ。

『会社関係ですか？』

「ちゃうよ、友達と。浦田さんっていうねんけどな、」

『…うらたさん、ですか』

何処かで聞いたことあるような…？と首を傾げていると、「あのよく電話してくる人！」と説明してくれた。納得だけど、認識の仕方が可哀そう。

「やから帰り遅くなるかも」

『わかりました』

「………えっ！？もうちょっと悲しんでや」

『だって昨日でぶって言ったじゃないですか』

「ごめんごめん！プリン買ってきたから許して！」

『…もう許してます、』

貴方のキスのせいで…とは流石に言えず、先輩の食器を洗いに台所に立った。

(あああ……何で明日休みじゃないのぉ…)

＿＿＿折角のチャンスを逃してしまった事への未練は、ずっと残りそうだ。

*

更新不定期過ぎますね…ごめんなさい。

令和もよろしくお願いします。

そして、さかわんがどんどん近づいてくる…うわあああ(泣)

整番近い方、さかわん大阪行くよっていう方、是非コメントで教えてくださいね！特に何にもならないけど！

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