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突然抱きしめられ、Aの体は一瞬で硬直した
ジ「大丈夫じゃ、大丈夫じゃからな」
『………。』
抵抗することの無い体から徐々に力が抜けていく
ジ「大丈夫…大丈夫じゃ」
モゾっ
力強く抱きしめるジンベエの腕から顔を出す
ジ「おぉ！すまん、力が…」
『…へへ、……あったかい…』
ジ「！！？」
Aの顔には偽りの無い年相応の笑顔があった
余りに可愛すぎる笑顔にジンベエは涙を流した
ぐぅぅぅう
安心したせいかAの腹が高らかになる
ジ「ハハッ…やはり腹は減っとるんじゃな」
Aは小さく頷く
ジ「よし、わしが何か持ってきてやろう。待っておれ……？」
立ち上がろうとしたジンベエの腕からAは離れなかった
ジ「何をしておる。離さんと飯を持って来れん」
『………。』
ジ「…この部屋から出るんだぞ？良いのか？」
『……人間はいないんですよね？』
ジ「ここらはワシらの街じゃ。人間なんぞおらん」
『…街？』
ジ「ワシらが暮らす場所じゃ。ちとガラが悪いがな」
『……一緒に行きたいです』
ジ「…分かった。嫌になれば直ぐに言うんじゃぞ。我慢はするな」
Aは頷き、ジンベエの服の裾を掴んだ
ジ「よし、腹ごしらえじゃ！」
ガチャ
大きく開かれた扉
街の端にある建物から見えたのは魚人街
道々には暮らす人々やタイヨウの海賊団の船員達が自由に行き交う
人間ではない人達が沢山いて自由に行動している
それを目にしただけでもAは驚いた
ジ「これが魚人街じゃ。暗い場所じゃがな」
目を開き辺りを見渡すAにとって、こんなにキラキラした場所は無かった
ジ「さ、アラディンのとこへ行こう」
ジンベエはAを片腕で抱き上げ、アラディンの所へと泳いだ
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ナナコ - 更新ありがとうございます！！！ (2022年11月4日 23時) (
レス) @page33 id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - たろ。さん» ありがとうございます！自分でも書きながら泣いてました(( 更新頑張ります！ (2022年7月5日 23時) (レス) id: b79991d6ff (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ボロ泣きした、、、しあわせになって、、、更新待ってます (2022年7月2日 0時) (レス) @page11 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - mithukoaaa0306さん» 読んで頂き有り難う御座います！本当申し訳ないです(涙)タイトルを検索に設定し、溜息part 10と検索して頂ければ出てくる筈なのでお手数ですが試してみて下さい！ (2022年4月19日 21時) (レス) id: 1c05f583b2 (このIDを非表示/違反報告)
mithukoaaa0306(プロフ) - part10どうやって検索するんだろう……めちゃくちゃ続き読みたいのに見れない😭 (2022年4月19日 15時) (レス) @page1 id: 6f07583e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2021年9月15日 0時
