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子供を保護してから数日が過ぎた
魚人街に帰ったタイガー達は交代で子供を診ている
見つけた時から彼女の身体に傷は見当たら無かった
美しく輝く白肌に白鱗、透き通った3枚の尾びれ
そして額に生えた小さな2本のツノに彼女がヤクシニーの血を引いてる事は間違いなかった
タイガーは眠る小さな人魚を見つめ、大きく美しい人魚に想いを馳せる
…この子供が…お前の世界と言うなら…必ず守ってみせる……
タ「……セレーナ…」
『……マ……マ…』
タ「！！」
子供がゆっくりと瞼を動かす
タ「…やっと目覚ましたか…良かった…」
完全に覚醒していない子供だが、タイガーは目を覚ました事に一息ついた
タ「おい！医者を呼べ！」
その一声でタイヨウの海賊団の船員達は動き出す
船医や街の医者達が子供を囲み様体を見る
その後ろでタイガーやジンベエ、アーロンは待機していた
「お頭、終わりました」
タ「異常は無かったか？」
「体調は異常ありませんでした。けど…」
タ「！？」
医者達が退き、ベッドに正座する子供が見えた
子供はガタガタと震えながらも顔に笑顔を浮かべていた
『…わ、わたしは…げんき…です』
そればかりを繰り返していた
誰かが少し動いただけで異常な程にビクつく体
ジ「お頭…こりゃあ…」
ア「ひでェな…」
タ「……っつ…」
タイヨウの海賊団にいる元奴 隷達は泣き出してしまった
「こんなに小せェのに…」
「今までが染み付いてやがる…っ」
タイガーはあの時救えていたらと再び後悔が湧き上がる
『…ッツツ！！』
その時、子供の体に力が入り全身の鱗が逆立った
「嬢ちゃんどうしたんだよ！？」
船医達は驚き落ち着かせようとするが、鋭い鱗肌に阻まれる
ジ「どうしたんじゃ！」
ア「ぁあ？何でアニキ見て固まってんだ」
大きく見開かれた目は真っ直ぐとタイガーを見つめていた
『…こ、こわさ…ない…でっ……おね…い…こ…さない…でッ…！！』
タ「ッッ！！」
タイガーは初めて出会った時を思い出した
水槽の中で��世界��を守ろうとセレーナの前に飛び出した小さな人魚を
涙を我慢しガタガタと震えながら訴える子供
タイガーは顔を顰め、踵を返し部屋から出た
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ナナコ - 更新ありがとうございます！！！ (2022年11月4日 23時) (
レス) @page33 id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - たろ。さん» ありがとうございます！自分でも書きながら泣いてました(( 更新頑張ります！ (2022年7月5日 23時) (レス) id: b79991d6ff (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ボロ泣きした、、、しあわせになって、、、更新待ってます (2022年7月2日 0時) (レス) @page11 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - mithukoaaa0306さん» 読んで頂き有り難う御座います！本当申し訳ないです(涙)タイトルを検索に設定し、溜息part 10と検索して頂ければ出てくる筈なのでお手数ですが試してみて下さい！ (2022年4月19日 21時) (レス) id: 1c05f583b2 (このIDを非表示/違反報告)
mithukoaaa0306(プロフ) - part10どうやって検索するんだろう……めちゃくちゃ続き読みたいのに見れない😭 (2022年4月19日 15時) (レス) @page1 id: 6f07583e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2021年9月15日 0時
