３９８ ページ19
．
白ひげはAが理性を失っていく姿を眉を寄せ見ていた
白「…チッ…可愛い娘に何やらせてんだ…」
ドフラミンゴをひと睨みした後、マルコや他の隊長達の様子見る
だが、全員が大将や中将達に足止めされていた
最後にエースを見あげる
処刑台の彼は困惑していた
白「エース」
エ「…！…」
2秒程目を合わせ白ひげは直ぐに目を逸らした
エ「…？」
ガ「あれが、お前の惚れた女なんだろう」
その意味の解読が出来ずにいると隣に座っていたガープがそっと口を開いた
エ「…っっ」
白ひげの言いたい事が分かった
エースは彼女の変わり果てた姿に尻込みした自分が情けなく、今すぐ抱き締めにいけない事を悔しく思った
セ「…エース、死ぬ前に教えてやる。アレがあの子の本当の姿だ。あの子には自由は無い」
エ「違うッ！！Aは自由だ！！！」
センゴクの言葉を声を張り上げ否定する
そんなエースの声は、戦場に響いた
『………。』
Aの動きが止まり、光の無い瞳はエースを写す
エ「あいつは優しい奴だ！俺の惚れた女なんだッ！！」
『…っ……』
エースとAの視線が交わる
エ「…俺は、お前の…Aの全てに惚れてんだ」
『…エース…』
逆立っていた鱗は静まっていく
ド「おいおい！！もう辞めちまうのか？そんなクセェ言葉信じるより、全部壊した方が楽じゃねェか！！？どうせ最後は裏切られるんだぜ！？」
エ「黙れ！ドフラミンゴ！」
ド「そうカッカすんなよ火拳！どうあがいても、決めるのはコイツだ」
エ「…っ……」
エースは自信の無さから、数秒Aから目を逸らしてしまった
セ「…姿が…」
エ「…！！？」
Aはエースを見ていなかった
けれど、彼女の姿は元の黒い髪と瞳、綺麗な白肌に戻り始めていた
ガ「何しとるんだ？」
彼女は戦場に似合わないとても可愛らしい笑顔を浮かべ、空を見上げている
エ「…A…？」
『パパ！！！』
「「「？？？」」」
空に手を伸ばし子供のように笑うAに誰もが首を傾げた
ーーー！
微かに聞こえて来た何かに周りの人達も空を見上げ始める
ーーぁぁぁぁあああああ！！！！
そこには、空から降ってくる人々と大きな船
エ「…え…？」
エースは落ちてくる人間の中に居た1人に目を奪われた
『ルフィ！！！』
聞こえて来たAの声
笑顔で見上げる彼女の声に胸がチクリと痛んだ
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 194人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤ - ルフィｷﾀｱｱｱｱ！！待ってました！！ありがとうございます！ (2019年10月16日 13時) (
レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - えええ！Σ(Дﾟ;/)/夢主ちゃんどうなっちゃったの！？これは大変なことになりましたね！これからも楽しみにしてます！ (2019年10月12日 15時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - ワンピースの小説でこんなに面白いのは見たことないです！めっちゃ好きです！！更新待ってます！！ (2019年8月25日 21時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 続き来たああああ！！これからも応援してます！！ (2019年8月20日 22時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：げん | 作成日時：2019年8月15日 15時
