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青キジは岩に腰掛け話し始める
青「このまま彼奴らと一緒にいる気か？」
『…駄目なんですか？』
青「…はぁ……あのな、俺達��大将��と上の奴らはお前が何なのか知っているんだぞ」
『……っ！……』
青「お前の過去だけでも厄介なのに、それに加えて悪魔の実。……叩けばまだまだ沢山出てくるだろうな」
『何が…言いたい』
青「分からないか？俺にはどうも仕組まれてるようにしか思えねぇ。お前は��つくられた��ようにしか思えねぇんだよ」
『…��つくられた��？…そんな事ない。僕は母さんに愛されてたんだ』
青「お前…父親が誰か知らないのか？」
『…………。』
Aは黙り自身の白い手を見つめる
青「お前の父親は…」
『言わなくて良い。そんなの僕が一番分かってる』
青「そうか」
『僕には、母さんの子供である事実だけで良いんだ』
顔を上げ青キジを睨む
青キジは軽い溜息を吐き、頭をかいた
青「お前がどう思おうとそんな事は、アチラさんには関係ねぇんだ。これから先の島は今まで通りにゃいかねぇぞ。お前が近づけばコチラも動かねぇ訳にはいかねぇし……分かるか？」
Aは綺麗な顔を歪ませる
『……1人で……海に帰れ…と』
青「あぁ。海の中なら地上より自由だろ。海から出てる限り、お前に全てが襲いかかる。その時、側に居る奴らはどうなる」
Aは泣きそうな顔になるが、涙は出ない
青キジは立ち上がり、Aの頭に手を置く
青「1人の時ですら涙も流せねぇ奴が…誰かを守れんのか？」
『…僕は…泣きません。笑ってないと…』
青キジはAの呟きに悔しさが募った
青「…そうか…無理すんなよ嬢ちゃん。…俺は忠告したからな。後は自分で決める事だ」
そう言って離れていく青キジ
『待って！』
青「…んん？」
引き止めたAに気の抜けた声で振り向いた
『何でそんなに優しくしてくれるんですか？』
青「……若い時にな、お前に良く似たキレーな人魚に助けて貰った事があってな。ただそれだけだ」
『……そう、ですか…』
青「次会う時は優しく出来んからな。会わねぇようにな」
そう言って青キジは去っていった
『……ありがとうございます……』
Aは岩に腰掛け小さく呟いた
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サヤ - 更新ありがとうございます！次はいよいよあそこですね！！これからも楽しみにしてます！ (2019年8月2日 9時) (
レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。アマゾンリリー編（頂上戦争編集）、魚人島編集が楽しみです。お願いします。続き楽しみに待ってます。 (2019年5月19日 4時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
華洛 - いつ見てもこのシーンは超感動です。続編おめでとうございます！ (2019年5月18日 21時) (レス) id: 145cad14b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2019年5月16日 17時
