第47話 ページ47
そんな生活が半年ほどたった頃、意外な人がダダン家を訪ねてきた。
「マキノさん！！」
彼女の顔を見るなり、私は飛びついた。
エースは誰だこいつ、と怪訝そうに見ている。
「久しぶりね、Aちゃん！元気だった？」
「うん！マキノさんも元気そうで良かった！」
マキノさんは、私に洋服を渡すためにわざわざ来てくれたそうだ。
やっぱり、マキノさんは私のお母さんのような存在だ。
「しばらく、髪切ってなかったでしょ。整えてあげるからこっちにおいで」
いつの間にか胸元まで伸びた髪の毛を私はいつも無造作に纏めていたが、マキノさんが肩ほどまでの長さに切りそろえてくれた。
持ってきてくれてた動きやすいのに可愛らしい服を着ると、まるで別人になったような気がした。
「よし！Aちゃん、さっきよりもずっと可愛くなったわ！」
「よしてよ、照れるなぁ」
マキノさんはルフィが元気にやっているということも伝えてくれた。そして、シャンクスはついにフーシャ村を離れたそうだ。
「そっか、シャンクス、行っちゃったんだね」
「そうなの。あ、それと、これをAちゃんにって。」
そう言って渡されたのは紙切れだった。
不思議なことに、少し動いている。
しばらく見つめてハッとした。
私はこれを知っている。
“ビブルカード”だ。
海軍と繋がりのある私にこれを渡すのはあまり懸命では無いかと思えたが、これだけ見ても誰のものかは分からない。
マキノさんも、海軍には渡すなと伝えるように言われたそうだ。
私はシャンクスのビブルカードを無くさないように、透明な袋に入れた。
これを、肌身離さず持っていよう。
シャンクスにまた会いに来いと言われているようで、嬉しかった。
「Aちゃんの他にも小さい子が居たのね。次からは彼の分も服を持ってくるわね。」
「また来てくれるの！？」
「ええ、もちろん！」
マキノさんは必ずまた来ると約束して帰って行った。
あんな素敵な大人になりたいと憧れを持っているのは、恥ずかしいのでマキノさんには内緒だ。
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桜(プロフ) - 暁さん» 暁様、ご観覧有難うございます！そんなふうに言って頂けて凄く凄く嬉しいです！！私は、実はエース推しです…！ハンコックも大好きなので、いつか絡ませられたらなと考えております！ (2020年5月20日 22時) (
レス) id: 05ec690416 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！！これからの展開が凄く気になりますね！作者さんは誰推しなんですか？！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2020年5月20日 21時) (レス) id: 609e2d783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年5月8日 11時
