第46話 ページ46
その後、私とエースは今日の夕食を取りに行く。
今日は私の番なので、エースは後ろから見ていてくれた。
獣と戦うのは初めてだし、生身で野生の動物と戦えるか不安だったのでエースの鉄パイプを借りた。
狙うのは、鹿。
肉食ではないが、コルボ山の鹿がそこらの鹿より凶暴であることはだいたい予想がつく。
「A、気をつけろよ。危なかったら、すぐに助太刀入るからな。」
心配そうなエースにお礼を言って、鹿を目掛けて草むらから飛び出す。
まず、頭蓋骨を後ろから思い切り叩いて脳震盪を起こさせる。
次、急所である脊髄の付け根、つまりは首と胴の間を思い切り突く。
可哀想だが、これが生きるということ。
弱肉強食の世界だ。
「お命、有難く頂きます。」
倒した鹿に手を合わせる。
他の動物と人は違う。しっかりと感謝の気持ちを持って生きて行きたい。
「A、怪我しなかったか？」
心配そうに眉を下げて私を見つめるエースはまるでお兄ちゃんだ。
「もちろん！今日は鹿肉だね！」
「あぁ。そうだな！」
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次の日から、私も海賊貯金を手伝うようになった。
どこかから金を盗んだチンピラの金を取るのはセーフだとエースに訴えられて、まあ確かになと思ったからだ。
朝起きてエースと一緒にサボのもとへ走る。
海賊貯金を貯めて、夢を語る。
1日100戦、タイマン勝負をする。
動物を狩って、ダダン家に帰る。
ご飯を食べて、お風呂に入って、寝る。
毎日毎日繰り返す。
海軍本部にいた時は同じ事を繰り返すのに少しうんざりしていた。
でも、不思議とここではそう思わなかった。
ずっとこんな日々が続けばいいのにとさえ思った。
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桜(プロフ) - 暁さん» 暁様、ご観覧有難うございます！そんなふうに言って頂けて凄く凄く嬉しいです！！私は、実はエース推しです…！ハンコックも大好きなので、いつか絡ませられたらなと考えております！ (2020年5月20日 22時) (
レス) id: 05ec690416 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！！これからの展開が凄く気になりますね！作者さんは誰推しなんですか？！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2020年5月20日 21時) (レス) id: 609e2d783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年5月8日 11時
