第34話 ページ34
「あ、しまった…」
そいつは急いで口を手で押さえる。
サボは誰だこいつ！と騒いで急いで金を隠す。
「おい、エース！どうなってんだよ！こいつは撒いたんじゃねェのか！？」
サボに怒鳴るが、その声は俺の右耳から左耳へと流れていく。
どうなってんだ。1番それを聞きたいのは、俺だ！！！
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時間を少々遡り、
【Aside】
エース君はゴミの中に消えていった。
汚いな、それにちょっと臭いかも。
これよりついて行くのもなと思い、私はエース君がこの後どうするのかを背の高い木の上に乗って眺める。
遠くてよく見えないが、エース君は袋を持っていてチンピラの様な人に追いかけられている。あの袋の中身は恐らくお金だ。
え、エース君泥棒してるのかな？
でも、盗む相手も相手なのでそこまで悪い事をしている様にも見えない。
その後、エース君は私から少し離れた所からコルボ山に戻り嬉しそうに走って行った。
エース君、笑ったの初めて見たな。
少し感動を覚えながらもエース君の尾行を再開する。近くの木の影に隠れながら様子を伺っているともう一人、男の子が出て来た。
エース君はその子と笑顔で話している。
エース君、友達居たんだ！！
私はまたも感動を覚える。
あんなに尖った感じなので、一匹狼タイプかと思ったがそうでも無い様だ。
会話に耳を澄ませると私を面倒な奴、と言っているのが聞こえる。少し落ち込みながも二人の会話を聞き続ける。
「名前は確か…A
え！え！エース君が、私の名前覚えてる！
「え！私の名前、覚えててくれたの！？」
喜びの余り私はエース君に声を掛けてしまった。
ハッ…しまった。
急いで口を手で塞いだ時にはもう遅かった。
エース君が驚いて固まっている。
ごめんね…
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桜(プロフ) - 暁さん» 暁様、ご観覧有難うございます！そんなふうに言って頂けて凄く凄く嬉しいです！！私は、実はエース推しです…！ハンコックも大好きなので、いつか絡ませられたらなと考えております！ (2020年5月20日 22時) (
レス) id: 05ec690416 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！！これからの展開が凄く気になりますね！作者さんは誰推しなんですか？！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2020年5月20日 21時) (レス) id: 609e2d783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年5月8日 11時
