第14話 ページ14
あの日からひと月ほどが経ち、私は酒場の手伝いにも慣れつつある。
村の人達とも仲良くなった。マキノさんは、私のことを本当の娘の様に可愛がってくれる。
『Aちゃーん！注文いいかな？』
「はーい！ちょっと待ってね」
この仕事は結構好きだ。
なにせ、海軍本部にいた頃は１日に数時間の訓練をする以外勿論仕事なんて持っていない私は、凄く暇だった。
お陰で、探検をしたり、知り合いや秘密の場所も出来たのだけれど。
「よお、A！今日もきてやったぞ！！」
「ルフィ！」
ルフィは殆ど毎日、この酒場に顔を出す。
マキノさんに休憩を貰った私は、ルフィと一緒に村の探検をする。
秘密の井戸や綺麗な花畑を教えてくれたのだって、ルフィだ。
時には、村長さんの家の裏庭に侵入して2人で怒られることもあった。
ルフィとの時間はいつでも新鮮で、何よりも楽しい。
そして今日のルフィはやけに機嫌が良い。
「今日はAに見せたいもんあるんだ！スッゲェんだぞ！！」
見せたいものがあるのは、いつもでしょ
と笑いながら彼の後を着いて走る。
私達は港に着き、そこにあったのは大きな海賊船だった。
私は思わず身構える。
海軍本部では、海賊は悪だともう何度教えられたか分からない。
「これ、シャンクスの船なんだ！」
シャンクスとは恐らく、彼の言う海賊の友達だろう。
それにしても、海賊にまで友達が居るとは。
やっぱり彼は侮れない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜(プロフ) - 暁さん» 暁様、ご観覧有難うございます！そんなふうに言って頂けて凄く凄く嬉しいです！！私は、実はエース推しです…！ハンコックも大好きなので、いつか絡ませられたらなと考えております！ (2020年5月20日 22時) (
レス) id: 05ec690416 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！！これからの展開が凄く気になりますね！作者さんは誰推しなんですか？！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2020年5月20日 21時) (レス) id: 609e2d783b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜 | 作成日時：2020年5月8日 11時
