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××× side


何の疑いもなく着いてくる。


勿論、1週間のお世話なんて真っ赤な嘘だし今後の対応は全部僕に任された。


まずは何からやろっかなぁ…




「Aちゃんは全く呪術のこと、知らんの?」


『母が使ってたのを見た事があります。でもそれだけです。

私の村、ほとんどの人が読み書きも出来なくて私も出来ません。むしろ一般常識以下の知識しか無いと思います…』




なるほど。じゃあこの子は親に何にも教わらなかったのか。残念。



「じゃあ本当の親はどうなったん?」


『8歳の時、多分他界してます。父と母は百合ノ国で捕まりました。どうなったか分からないです』



百合ノ国か。なら問答無用で処刑だったろうな。


1人だけ逃げられたのは不思議だが、それはまた今度聞くことにしよう。




『…?ぁ……、うぅ… 』



カクン、とAちゃんは力が抜け落ちたように僕の前でしゃがみ込む。


ギュッと握る拳がプルプルと震えている。


『…なにか、しました…?』


「ん〜?別にぃ。お茶、美味しかった?」



目を驚いたように見開いて息を飲む音が聞こえた。


あーあ。何で女ってこんなに頭が弱いんやろ。


呪術師の娘ならもっと知識もあって賢くて退屈しないと思ってたんに。


喋り方はトロいしつまらんし。





「…君の待遇、決ーめた!」



中身がないんなら身体だけども利用すればええ。

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ひより(プロフ) - コメント失礼します!すごく面白いです!更新頑張ってください! (2020年1月18日 0時) (レス) id: 4f83e9d9b1 (このIDを非表示/違反報告)
熊ねぇ→RONON(プロフ) - タイプ過ぎるよ(・_・)← よかったら宣伝良いですか? (2020年1月7日 19時) (レス) id: 873b1f45bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩葉 | 作成日時:2019年12月27日 19時

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