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一緒にレジの列に並んで
会計の半分を出そうとして
お財布を開く。
涼介「いいよ出さなくて」
「え?」
涼介「いいって」
開こうとしたお財布ごと
涼介の手で抑えられて、
お金を取り出そうにも取り出せない状態。
お会計の列は後ろにも続いてて
その場で押し問答をするのも迷惑か、と諦めて
店の外に出てから涼介に問いかけた。
「どして?奢りイヤだって言ってたのに。出すよ?」
涼介「大丈夫だって!俺バイトする予定だから」
「でも…」
涼介「んじゃ今度はAの奢りでどっかいこ。それでいいでしょ」
涼介の出してきた妥協案に乗って、おとなしくこの場は奢られることにしよう。
「うん。それなら良い」
涼介「帰ろっか」
.
.
.
少し前まで私達は中学生で
その時とほとんど何も変わってないはずなのに
なぜか少し涼介が大人に見える気がして
前を歩く涼介の背中を、わけもなく見つめた。
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nimo(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» コメントありがとうございます!同じ人が大好きな仲間としてこれからも全力応援しましょう!更新頑張ります(・∀・)! (2021年9月16日 9時) (レス) id: 36636983cf (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 初めまして!私も伊野ちゃんが好きな人間です!主さんの書かれていらっしゃるこの小説、迚大好きです!これからも更新頑張って下さい!!応援してます! (2021年9月14日 16時) (レス) id: d122e2db49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nimo | 作成日時:2021年8月13日 20時