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-目黒-
仕事場でもらったバレンタインチョコを持って帰ると
「あ、おかえり」
エレベーターでAさんと一緒になって
その手にあるチョコレート屋さんの紙袋から目が離せない
「目黒沢山もらったんだねー」
『え？あ、スタッフさんが…みんなにくれた』
「そっか」
それ誰にあげるの？って聞きたいけど…聞いて俺じゃないなら？って
気になるのに怖くて聞けない
「何？」
8階に着いて降りると俺の視線に気づいたのか不思議そうな顔で聞いてくる
『いや…その、チョコは…』
「チョコ？」
『なんでもない！じゃあ…』
恥ずかしくなって逃げ込もうと慌てて鍵を開けていると
「一緒に食べる？」
Aさんが凄く普通な顔して聞いてきた
『え？…あ、は？』
「自分にご褒美チョコ！一緒に食べる？」
『いいの？』
「楽な服に着替えておいでよ」と言って入っていったAさんに
ホッとしたのと嬉しいのとで自然と顔がニヤけていた
'シャワー済ませてからいく'
ってLINEして急いでシャワーを浴びた
そしたら少しでも長く居れるかな？って単純な考えだけど
男なんてみんなそんなもんでしょ？
『お邪魔します』
Aさんもシャワーを済ませたらしく、お団子頭で出迎えてくれた
『俺がもらったのも一緒に食べよ』
「でもそれは目黒がもらったチョコでしょ？」
『みんな同じのもらったもん、完全義理だからいいでしょ？』
テーブルに置いて座りこむと、コーヒーを持ってきたAさんも隣に座った
「食べよ！」
『うん』
1粒食べたAさんはすっごい幸せそうな顔で
そんな顔を見れるだけで嬉しい
「何？」
『Aさん幸せそうで可愛いなーって素直に思ってた』
「忘れてた」
俺の言葉に真顔になったAさんは
「目黒がドストレート男子だって忘れてたわ」
って笑った
『だって俺には可愛いから、初めて会った時からそうだもん』
「そろそろ止めて、何かチョコレートで酔いそう」
『そこは俺にじゃないの？』
「本当…ストップ」
こんなに照れるのは少しは意識してくれているからだと思うと
余計に止まらないのが本当の所
『じゃあ…これから…いや、2人の時だけ…いや、今日だけでいいからさ』
「何？」
『俺の事名前で呼んでよ』
「えー！無理」
『何で！だって俺だけじゃん、名字呼び』
「それはそれで特別でしょ？」
全然特別じゃない、俺にとっては
.
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はな(プロフ) - mammamさん» 嬉しいコメントありがとうございます。また調子のって書くと思うので、読んでもらえたら嬉しいです。本当にありがとうございます。 (2022年2月22日 12時) (
レス) @page50 id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
mammam(プロフ) - ずっと楽しみでワクワクしながら読んでいました！最後までめちゃくちゃ面白かったです！またぜひ書いていただきたいです！ (2022年2月22日 8時) (レス) @page50 id: 4e98562a4c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、ありがとうございます！まさかELFに読んでもらえるとは…めちゃくちゃ嬉しいです。私は書きながら流れを考えるタイプなのですが…うん、こんなお隣さん欲しいです！是非お暇な時にギュとリョウクちゃんの読んで下さいm(_ _)m (2022年2月7日 23時) (レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - たまたまお見かけして一気にはまりました！！実際かなり歳下ですけど、お隣さんのこんな素直でど直球なかわいい歳下くんたまりませんね！！ELFなので、ぎゅったんとりょうくちゃんのもお邪魔します！！(*^^*) (2022年2月7日 21時) (レス) @page31 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆかりんさん» ゆかりんさん、ありがとうございます。初コメとても嬉しいです♪最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 (2022年2月6日 11時) (レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年1月22日 1時
