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『あ…』
「お疲れ、目黒も今帰り？」
マスターの所に長居して帰ってくると一緒になったAさん
『いや、マスターと話してた』
「あー、私行けてないなー」
『マスターもAさん来ないから寂しいって言ってた』
俺が『おねーさん』と言わなくなってから、Aさんとの関係が少し変わった気がする
「もうさ、東京にいるんだか大阪にいるんだか分からなくなってるから」
笑いながらエレベーターに乗り込むと
ふと目が合った
『え？何？』
「目黒、帰ってから何かある？」
『いや…ないけど？』
「ちょっとうちに寄りなよ」
『あ…うん』
初めてのお誘いに一瞬だけど心臓がギュッとなった
「とりあえず…暖かくなるまで…」
家に入るなりキャリーを放置して、暖房つけてパタパタと寝室に消えていく
「はい、毛布」
『な、何？』
毛布を俺に押し付けるとまた浴室いったり、キッチンいったりパタパタしていて
俺は完全放置
「ココアでいい？」
『うん』
しばらくすると甘すぎないココアがやってきて
隣にAさんが座った
「とりあえず飲んだら？」
『うん、いただきます』
一体何なんだ？ココアの為に呼ばれたのか？
隣のAさんは携帯を少し触ると
「ねぇ、翔太から何も言われなかったの？」
ココアを飲みながら聞いてきた
『何を？』
「その顔見たなら翔太黙ってないはずだけどなって」
『今日は1人で仕事だったから…てか顔？』
「荒れすぎだよ？明日の仕事は？」
『明日は…YouTube』
「じゃあ余計手入れしないと！はい、寝転んで！準備するから」
Aさんは立ち上がるとクッションを置いてポンと叩いた
『大丈夫だよ、帰ったらちゃんとやるから』
そんなの恥ずかしくて出来る訳がない
「化粧水と乳液でどうにかなるレベルじゃないよ？ほら、黙って寝る！」
テーブルにどんどん並ぶケア用品に観念して寝転ぶと
毛布が掛けられた
クレンジングから始まってホットタオルにマッサージ
最初はAさんの手が顔に触れてるだけでバクバクしていたのに
マッサージが気持ちよくていつの間にか寝てしまっていたらしい
「目黒？お風呂入らなくていいの？とりあえずシャワーだけでも」
『え？俺寝てた？』
パッと目を開けるとAさんは笑っていて
「お風呂入っておいでよ、それから仕上げるから」
『え？Aさん家で？いいよ！自分の家で入るから！』
.
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はな(プロフ) - mammamさん» 嬉しいコメントありがとうございます。また調子のって書くと思うので、読んでもらえたら嬉しいです。本当にありがとうございます。 (2022年2月22日 12時) (
レス) @page50 id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
mammam(プロフ) - ずっと楽しみでワクワクしながら読んでいました！最後までめちゃくちゃ面白かったです！またぜひ書いていただきたいです！ (2022年2月22日 8時) (レス) @page50 id: 4e98562a4c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、ありがとうございます！まさかELFに読んでもらえるとは…めちゃくちゃ嬉しいです。私は書きながら流れを考えるタイプなのですが…うん、こんなお隣さん欲しいです！是非お暇な時にギュとリョウクちゃんの読んで下さいm(_ _)m (2022年2月7日 23時) (レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - たまたまお見かけして一気にはまりました！！実際かなり歳下ですけど、お隣さんのこんな素直でど直球なかわいい歳下くんたまりませんね！！ELFなので、ぎゅったんとりょうくちゃんのもお邪魔します！！(*^^*) (2022年2月7日 21時) (レス) @page31 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆかりんさん» ゆかりんさん、ありがとうございます。初コメとても嬉しいです♪最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 (2022年2月6日 11時) (レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年1月22日 1時
