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こっちを見たおねーさんは「本当、調子狂う」と言って笑う
「私は目黒蓮ならやれるって言った、そう思ってないなら言わない…追い込まないで、楽しんで欲しい…これから見ていく景色にワクワクして欲しい」
『これから見ていく景色…』
「うん、見れるよ沢山」
「さ、Aさんの時間は終わり」と言ったおねーさんは
また天井を見た
「何か…弟と寝てたの思い出すな」
『弟？は？俺弟？』
「こうやってよく寝てたから、何か懐かしい」
俺は男として見てもらえてないの？
「一緒寝よー！って、ちょっと寂しくなると部屋に来て潜り込んできて…こうやって手を繋い…え？」
ムッとしておねーさんに被さるようになると
『弟にもそんな風に照れてたの？』
うっすら見えるだけでも熱をもったのが分かる
「手繋ぐだけでしょ」
『うん、何もしてないじゃん』
おねーさんはこんな姿を今までどれくらいの人に見せてきたんだろう
すぐ照れる可愛い所、今は俺だけが知っていればいい
『ねぇ、弟って幾つ？』
「弟？今高校生だけど…」
高校生って、ラウールじゃないんだから…
そう思いながら髪を撫でると目が合った
『弟はこんな事しないでしょ？』
「ちょっと…」
『俺だって我慢してるんだから、煽らないでよ』
「煽ってないから」
煽ってるじゃん
そんな顔して見てきて煽ってないんなら
おねーさん職業変えた方がいいと思う
『キス…したくなる…でも今は反則だから…我慢する』
1年…1年って約束したのは俺だ
今進んでしまったら全部中途半端になる
この気持ちですら、軽いものに成り下がってしまう
『寝よう、手繋いで！でも弟じゃないから』
「君は結構根に持つほう？」
『そうかもねー』
久しぶりに「君」って呼んでくれただけで
それだけで今は満足しておこう
そう思って目を閉じた
途中何度も目を覚ましておねーさんの存在を確認した
『寝相いいんだな…てか爆睡してるし』
意識されてないからか、安心してくれてるのか
そんなの分からないけど
『人の気も知らないで、おねーさんはいつもズルい』
今だけは許して…そう思いながらおねーさんを抱き締めてまた目を閉じた
携帯が鳴って目を覚ますと、おねーさんの顔
『うわ！ビックリした』
「おはよう」
『おはよう…』
「そろそろ解放してもらっていいでしょうか？」
『はい…』
ベッドから抜け出したおねーさんは帰っていった
.
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はな(プロフ) - mammamさん» 嬉しいコメントありがとうございます。また調子のって書くと思うので、読んでもらえたら嬉しいです。本当にありがとうございます。 (2022年2月22日 12時) (
レス) @page50 id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
mammam(プロフ) - ずっと楽しみでワクワクしながら読んでいました！最後までめちゃくちゃ面白かったです！またぜひ書いていただきたいです！ (2022年2月22日 8時) (レス) @page50 id: 4e98562a4c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、ありがとうございます！まさかELFに読んでもらえるとは…めちゃくちゃ嬉しいです。私は書きながら流れを考えるタイプなのですが…うん、こんなお隣さん欲しいです！是非お暇な時にギュとリョウクちゃんの読んで下さいm(_ _)m (2022年2月7日 23時) (レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - たまたまお見かけして一気にはまりました！！実際かなり歳下ですけど、お隣さんのこんな素直でど直球なかわいい歳下くんたまりませんね！！ELFなので、ぎゅったんとりょうくちゃんのもお邪魔します！！(*^^*) (2022年2月7日 21時) (レス) @page31 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆかりんさん» ゆかりんさん、ありがとうございます。初コメとても嬉しいです♪最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 (2022年2月6日 11時) (レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2022年1月22日 1時
