足駄をはいて首ったけ【SVT】短編 (ページ11)

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MH『考えた？ジフンくんと付き合うならアレしたいとかコレしたいとか…デートで行ってみたい所とか』

「ジフンとしたいこと…ですか…」

カフェにきたミニョクオッパと話していると

DH『ミニョク、花火大会行かない？』

ドンヘさんが話に加わってきた

MH『え？男2人で？』

DH『Aと3人で』

「私もですか？」

DH『だって彼氏いないじゃん！俺らがAの相手しないでどうすんの！』

こうやっていつも甘やかしてくれるお兄さんたちに

私は助けられていると思う

「楽しみにしてますね」

そう笑いながら、頭の中でミニョクオッパに聞かれた事をずっと考えていた

アルバが終わって店を出たタイミングで

"仕事終わった？家行っていい？"

ジフンからカトクが届き、返事を返した

帰ったらすぐにチャイムが鳴ってジフンが入ってきて

『今帰ったの？』

「うん、ご飯作るね」

『何か疲れてない？』

「そんな事ないよ？」

ジフンに心配された事に戸惑いながら鍋を火にかけて

また考えてしまった

『…い、おい！何やってんだよ！』

「へ？」

ジフンの大きい声が聞こえて我にかえると

お鍋からお湯が溢れてて

「うわ！」

慌てて火を止める

『火傷してない？』

私より慌てていたジフンは私の手を取って確認していて

『よかった、大丈夫そう…今日はペダルにしよ！』

そのまま私の腕を引いてソファーまで行くと

携帯で何かを注文した

『疲れてんだろ？何かあった？』

「いや、ちょっと考え事してて…」

『何考えてたの？』

「ジフンと…」

『俺と？』

「どうしたいのかな？って」

素直に言うと身体ごと私の方を見て頭を撫でてきて

キュウって胸が締め付けられるみたいな感覚になった

『Aはどうしたいの？』

「それが…まだよく分からなくて…ごめん」

『じゃあさ、俺は俺がやりたいようにやってもいいの？』

なんでこんなド○○キするのか…

今まで散々ジフンと過ごしてきたのに

なんでこんなド○○キするのか…

ジフンから目が離せない

『俺なりに待ってたつもりだけど、Aが悩むくらい分からないならもう待たない』

ずっと撫でられている頭は思いきり熱を持っていて

多分顔も赤くなってる

「でもジフンは…」

『Aを何かと天秤にかけるつもりなんてない、だからAも余計な事考えないで』

多分ジフンは…私が何を言おうとしてるのか分かってたんだと思う

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