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『じゃ、じゃあ…マキアートを…』
そう言うと笑ってマキアートを渡してくれて
俺は、天使にでも出会ったのか？と思った
「名前なんて言うの？私の名前はA」
『A…俺はスニョン…です』
「スニョンくんね」
『あ、甘っ！』
思ったより甘かったマキアートに思わず声を出すと
「じゃあ交換！」
Aは自分のアメリカーノを俺に渡してきた
『ごめんなさい…』
「なんで謝るの？」
『だって…こんな初対面の奴に』
「だから仲良くなれる事だってあるよ？」
本当、俺は運がいいんだって思ってそれから飲み終わるまで
彼女と他愛ない話をした
Aが韓国語話せる理由、俺が少し日本語話せる理由
好きな服とか…食べ物とか…本当他愛ない話
「やっと汗引いたね」
『え？』
「焦ってたんでしょ？最初顔にめちゃくちゃ汗かいてたよ？」
『あ、本当だ』
迷って携帯なくて現金もなくて、穴という穴から変な汗が吹き出していたのが
いつの間にか引いていた
そっか、Aは俺が落ち着くまで話し相手になってくれてたんだ
「そろそろ帰らないと家族の人心配するよね、ちょっと待ってて！」
Aは携帯で誰かと話すと、俺に1万円札を渡してきた
「これでホテルまで帰れるよ！」
『え？でも…どうやって返せば』
「気にしないでいいよ？」
気にせずにいられる訳がない、1万円なんてお金を簡単にもらう訳には
『そういう訳にはいきませんから、よかったら…連絡先教えてくれませんか？』
「ん？連絡先？」
『また来月日本に来るから…その時に返します』
明日には韓国に帰る俺に、すぐに返す事は出来ないから
来月のイベントの時なら…と提案をすると
「別にいいのに」
『じゃあ一緒に乗ってきて下さい、そしたらすぐ返せるから』
拒否られたから別の提案をしてみた
「分かった、じゃあ…これでいい？」
彼女に渡された紙には番号が書いてあった
『韓国語でメッセージ送っても大丈夫？』
「そしたらすぐスニョンくんって分かるから助かる！」
そんなやり取りをしていたらタクシーが到着して
俺はAに手を振って乗り込み、無事ホテルに着いた
マネ『スニョン！お前大丈夫だった？よく戻ってこれたな』
『親切な人がいて、助けてもらった…それより！どうしよう、俺携帯失くしたっぽい』
ロビーを彷徨いていたマネージャーは俺の顔を見てホッとしたらしく
ずっと肩を叩いてくる
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はな(プロフ) - mkinspritさん» コメントありがとうございます。読んでもらえるだけで私は嬉しいので、これから暇な時には読んでいってやって下さい。ホシくん初めてなので、上手く書けなかったら…許して下さいね！ (2021年1月3日 2時) (
レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - はじめまして^_^いつも楽しく読ませていただいています！はなさんのお話の展開力にグイグイ惹かれます！ホシくんのこのお話もこれからが楽しみ過ぎます。連載、はなさんが書きながら一番楽しみながら頑張ってくださいね^_^ (2021年1月3日 1時) (レス) id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年1月3日 1時
