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ソクジンさんもニコッと笑いながら話していて
だけど…少し空気が変わったのが分かってしまった
イ『君たちのお父さんに聞いたら、全部ソクジンくんに任せてるって言うから…単刀直入に言うよ、うちのジヒョをユンギくんにどうだろうか？』
私は会長の言葉にビックリしてユンギさんを見てしまった
財閥の政略結婚たるものが、まさに目の前で成立しようとしている
私の視線に気付いたユンギさんは
『なんだよ、お前まだ肉食べたい訳？』
「あ…いえ、そういう訳では…」
慌てて返事をしていると、食べやすいように切られたお肉のお皿が
私の空になったお皿と入れ替えられる
『俺もう腹膨れたから食えよ』
「あ…ありがとうございます…」
断る訳にもいかないし、サーロインが好きな私にヒレは少ないと思っていたから
素直にいただく事にした
ちょっと重くなった空気に耐えられずにユンギさんのお肉を口に入れた瞬間
JN『非常にありがたいお話なんですが…ユンギは今うちの秘書と真剣交際中で、兄として仲を引き裂くような事はしたくないんです
今日もデートだと言うのを邪魔してしまいましたので』
社長の言葉に持っていたフォークを落としてしまった
「あ、すみません…」
恥ずかしくて下を向くと、ユンギさんが代わりに落ちたフォークを拾ってくれる
「重ね重ねすみません」
『気にすんな』
どうすればいいのか分からずに下を向いたままでいると
イ『Aさんがユンギくんの彼女なら、諦めるしかないかな？』
会長は笑いながらそう言ってワインを飲み出した
イ『でも、ジヒョがユンギくんに惚れてるからな…どうしたもんだか』
その瞬間思い切り目が合ってしまい
背筋が凍ってしまう
JN『うちのユンギなんかに惚れていただいて、有難い限りです』
社長は会長にワインを注ぎながら、これでもか？って位の爽やかな笑顔を見せていた
それから、勿論食事が喉を通る事はなく
会長夫婦を見送って車に乗り込むと
JN『やーっぱそうきたかー！』
後ろで社長は背伸びしながら呑気に笑っているけど
『あーマジウザかった！』
ユンギさんはネクタイを緩めながらめちゃくちゃ顔を顰めている
飲まなかった私が家まで車を運転すると
JN『Aちゃん、ちょっと話したいから寄っていってね！』
社長に言われて仕方なく家にお邪魔すると、そのままユンギさんと社長の部屋に連れて行かれた
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はな(プロフ) - KBさん» KB様、コメントありがとうございます。今でもこうして読んで下さる方がいて嬉しいです。私もこのお話のユンギさん大好きです。(いや、ユンギなら何でもいいんだろ？なんですが) (2021年9月27日 0時) (
レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
KB - とっても面白かったです！素敵なお話ありがとうございました。ユンギさんサイコー( ☆∀☆) (2021年9月26日 16時) (レス) @page50 id: 5f0961fe40 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - そうだったんですね！いつか出来上がるのを楽しみにしています！ (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9c1023239d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 有香さん» コメントありがとうございます。今のところ考えてなくて…これの続編とかだと…結婚後とかですよね？短編でその後特集しようかな？と思った事はあるのですが、最近なかなか更新できないでいるので考え中です。 (2020年6月14日 22時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 続編とかってありますか？ (2020年6月12日 13時) (レス) id: 2580593c69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2018年1月15日 19時
