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『また絶対来るから。』
「うん、最高に美味しいの作っとくよ」
やっぱり彼が待っているのは客としてのわたしで。
そんなことは分かっているのに寂しいと思ってしまう自分がいる。
もしかしたら次ここに来た時に
彼はわたしに気が付かないかもしれない、
それくらいの儚い関係なのに。
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『それじゃ、頑張ってね』
「うん、ありがと。気をつけて帰って？」
お店のトビラを開けて見送ってくれた紫耀くんに手を振って、わたしは廉の待つ場所まで向かった。
雨は家を出た時よりも静かになっていて、迎えを頼んだものの歩いてでも帰れそうなくらいの天気にまで回復している。
「姉ちゃん」
『ん、あれ？車は？』
わたしを呼ぶ声に振り返れば傘をさした廉が1人で立っている。
「立駐止めてきた、コーヒー奢ってもらおうと思って」
これも迎えにこさせたお駄賃代わりということだ。
最初に「迎えに行こうか？」って聞いたのは廉のくせしてほんとにズルいんだから。
『しょうがないなあ、』
でも、わたしは今とても気分がいいから。
「断られるかと思ったわ！姉ちゃんご機嫌やね」
弟にそう言われるくらいには、ね。
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みゅう(プロフ) - 最高です泣いちゃいました(TT)本当に恋してるとき胸がギュゥってするやつになってやばいです(TT) (2019年2月11日 23時) (
レス) id: e5fba142e0 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 読ませていただきました(^^)心が暖かくなる素敵なお話でした！ありがとうございます！ (2019年1月18日 19時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
べりーちゃん - 素晴らし作品でした。ありがとうございました。 (2018年11月3日 8時) (レス) id: 86a2f67dc6 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ひかるさん» 読んでいただきありがとうございます！廉くんのお話公開中ですのでよろしければぜひ！ (2018年10月28日 0時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - Mt.Wind Bellさん» ぞっこんになっていただけて嬉しいです（ ; ; ）またはちみつショコラの世界でお会い出来るように、機会があれば番外編などお届けできればなと思っております！ (2018年10月28日 0時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる
| 作成日時：2018年9月24日 17時
