余命1年の俺の彼女。【おそ松さん】

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そうだ、さっき言いかけてた言葉…






貴｢おそ松、あのね

昨日の夜お母さんに電話したら、電車で赤塚市に来るって言ってて、

もうすぐで来るかもしれないんだけど…｣





お｢ん、分かった｣







と、テレビを観ていると









ガラッと、ドアが乱暴に開けられた









母｢Aっ！！｣




貴｢お母さん…｣








走り寄ってきたのは焦った顔のお母さん









母｢お父さんの、ガンが…っ

まさか、遺伝するなんて、ぇ…！

まだ、22歳…っ…なのに……！！｣









来て早々、おんおん泣くお母さん









貴｢お、お母さん…私は大丈夫だから落ち着いて

私だけじゃないんだし｣









と、言うと






お母さんは、そこで初めておそ松がいることに気付いた









母｢あ、ご、ごめんなさいね

取り乱しちゃって…

Aの母です｣







お｢あ、いえ、

松野おそ松です、Aの彼氏です｣









.









母｢旦那も…Aの父も、ガンで亡くなったの

43歳だったわ

Aを産んですぐにね



…辛かった、すごく


だから…Aまでなんて…っ｣








お母さんが、おそ松にそう話しているのをベッドの上で聞いてた









おそ松は、俯いてなにも言わなかった









すると、病室に看護師さんが入ってきた









看護師｢…七瀬さん

１年間 どうぞご自由に過ごしてください

私達は精一杯支援しますので、どうか病院を頼ってください


お母様と、彼氏さんは…七瀬さんに悔いの残さない生活をさせてあげてください


…七瀬さんは、明後日で病院は退院です
１年間の闘病生活を支援しますので１週間に２回は病院へ足を運んでください

…では、お大事に｣







看護師さんは辛そうな顔をして一礼し



病室を出て行った









貴｢…私、これから…どうしよう｣









一人暮らし…


死ぬかもしれないのに一人なのはなぁ…









母｢私がAの家に住もうか？｣




貴｢お母さんはお婆ちゃんの介護があるでしょ
それにおばさんもいるじゃない

お母さんに迷惑はかけられないし…｣









と悩んでいると









お｢じゃあうち来れば？｣









と、私の彼氏がニッと笑ってそう言った

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