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私の目の前に転がるのは
ボロボロになったチョロ松くん
その前に仁王立ちするのは私の彼氏、おそ松
やれやれという顔で私の隣に座っているのはトド松くん
貴「あ、あのね……?
事故なの……」
お「ん、Aがそういうなら信じる」
チ「僕それさっきから言ってるよね!?」
お「うるせえシコ松
シコって寝てろチョロシコスキーが」
もう……
大袈裟なんだから
すると松代さんが朝食を運んできてくださった
松代「Aちゃん、これからこのお箸とお茶碗を使ってね」
私の目の前のテーブルの上に可愛らしいお箸とほかほかの炊きたてご飯が載っかったお茶碗を置かれる
貴「あ、ありがとうございます…!」
おかずの乗ったお皿を取りに行く松代さんについていき、
貴「お、お手伝いします!」
と声をかけると
松代さんはびっくりしていた
松代「いいのよいいのよ
Aちゃんは座ってて」
お「そうだよ、身体弱いんだからさ」
居間からキッチンを覗くおそ松からの声が聞こえる
貴「で、でも……
これから住まわせてもらうわけですし
それに…
お、お、『お嫁さん』って言ってくださって、嬉しかったので…っ…!」
恥ずかしいけれど、夢のような話だけれど、
おそ松の『お嫁さん』になりたいの
自分で言っといて、顔が熱くなる
お「は〜やべ〜まじ俺の彼女可愛すぎね〜!?」
後ろから抱き締められますます熱くなる顔
松代さんは笑顔でお皿を運んでくれた
貴「あの……私…
短い間だけど
おそ松の『お嫁さん』になっても
……いい?」
彼は一瞬泣きそうな顔になったけれど、
すぐに笑った
お「俺はずっとお前の旦那だよ」
いつものように、
笑った
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悠香 - もう、涙腺崩壊してしまいました(;Д;)(;Д;) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 59b6518b0c (このIDを非表示/違反報告)
華夢(プロフ) - 神作を見つけてしまった…。普段こういうので絶対に泣かない私が涙するなんて…!!すごくいいお話!更新頑張ってください!! (2017年9月30日 19時) (レス) id: cef285b668 (このIDを非表示/違反報告)
DROP*(プロフ) - もう1話から号泣しました(泣) (2017年9月25日 20時) (レス) id: b181a7bb69 (このIDを非表示/違反報告)
唐沢 - 癌について、命について考えることができる素敵な話ですね。 (2017年8月8日 21時) (レス) id: e23c562700 (このIDを非表示/違反報告)
坂本 - 家宝さん» そう言ってもらえて嬉しいです、ありがとうございます! (2017年4月9日 10時) (レス) id: 60a249a719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:坂本 | 作成日時:2016年6月24日 23時