〃３７ ページ38
.
作間くんの教室に戻って、浮所くんが何回も作間くんを呼んでくれてるのに全く気づいてくれない。
…気づかないフリなのかな。
やっぱり怒ってるんじゃ、って思ったら、作間くんの隣の席の男の子が教えてくれたみたいで
信じられない勢いでこっちに来た。
「さ、さくちゃん、」
作「…どうしたの？」
浮「さくちゃん顔怖いから！俺ガリさんと喋っとくね」
トントン、って浮所くんが背中を叩いて �� がんばれ �瓩辰童�パクしてくれた。いい子。
顔怖いかなあ…ってほっぺぶにぶにしてる作間くんは言うまでもなくちょうかわいい。
「あのね、昨日のこと、なんだけど」
作「あー…うん」
「さくちゃん、怒ってる？」
作「へ？俺がぁ？なにに？」
「え、だって、優斗くんと会ったあとなんか…顔が険しかった」
作「怒ってないよ！まじで！全然！」
「…ほんとに？」
うんうんうん。首が飛んでいきそうなくらい頷いてる。
…そっか、怒ってなかったんだ、なんだ、
作「怒ってるように見えた？ごめんね」
「んーん、いいよ、私も優斗くんに会ったのびっくりしちゃって変なかんじになってごめんね」
作「ぜーんぜん、いいよいいよ」
…やっぱり作間くんはニコニコしてる方がいいなあ、ちょうかわいいもん。
よかったー、ってヘラヘラしてたら、作間くんが んー、って唇を尖らせた。
作「ゆうとさん、だっけ」
「ん？うん」
作「まだ、好きなの？」
作間くんの大きな猫目が不安そうに揺れる。
なんでそんなこと聞くんだろう、優斗くんのこと好きとかもう考えてもなかった。
作「や！やっぱなし！忘れて！」
「え、なんで」
作「普通にきもいっしょこんなこと聞かれてー…」
…頭抱えてしゃがみこんじゃった。
前から薄々気づいてたけど、作間くん、たまに変。
「きもくないから答えちゃうけど」
作「え」
「優斗くんのことは普通に好きだけど、恋愛感情ではないです」
作「…そっか」
「うん、瑞稀も怖いしね」
冗談のつもりで言ったのに、
作間くんは綺麗な顎に綺麗な手を当てて「瑞稀くん…」ってなにやら考えてる。
浮「Aちゃん、時間やばいからそろそろ戻ろ！」
「あ、ほんとだ、じゃあねさくちゃん」
作「あ、うん！」
いつの間にか近くに来てた浮所くんと一緒にG組を出たけど
作間くん、掴めない子。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2753人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RlNA - 那須雄登と浮所飛貴妊娠話が見たいです (3月27日 1時) (
レス) id: cfab229797 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - さくまくんの小説で1番好きなので再開されるなんて嬉しすぎて嬉しすぎて！！楽しみにしてます！！ (2019年12月2日 20時) (レス) id: 7cf2b2ad2f (このIDを非表示/違反報告)
なな - 久しぶりに戻ってきたら明日から更新して下さるそうでとても嬉しいです！ (2019年12月2日 0時) (レス) id: 516e5ca59b (このIDを非表示/違反報告)
chAp(プロフ) - ゆゆさん» お忙しい中、教えて頂き本当にありがとうございます！早速読ませて頂きます！これからも応援しています！ (2019年10月1日 18時) (レス) id: 678ee8bce3 (このIDを非表示/違反報告)
れしゅあ(プロフ) - ゆゆさん» わざわざ教えて下さりありがとうございます！楽しく読ませて頂きます！ (2019年10月1日 18時) (レス) id: f99b151d9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆゆ
| 作成日時：2019年8月22日 8時
