14 ページ15
この笑みはそういうことなの?
私はもう渉のことは好きじゃない。そこはもう諦めを感じてもいる。
けどこれは...悠さんを好きになったっていうことなの?
.....私はどうしたいんだろう。
この状況、傍から見たらただの二股かけてる嫌な奴。
渉と別れたわけじゃないんだから。
でも。
『だから俺の家は無理なんだって!』
『いやあいつ度胸ないから親に言ってなかったんだと思うよwwあいつ自体はいいんだけどなー親がねw』
思い出すと膝が震える。
わかれる...のが良いよね...?
私は携帯を取り出した。
震える指で文面を打った。必死だった。
迷うことなく送信した。
その途端、誰かの携帯がなった。
「♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪」
そういえば今渉もここにいたんだっけ..
「ちょ、うらたん携帯はマナーモードにしてって言ってあるやないですかぁ」
「あぁwごめんごめん。今日は色々あってさー.....はぁ?」
「うらさん?どしたのー」
「なんか彼女がーってかAかwがさ、別れよーって言ってきてw」
「え....A、起きとるん?」
ぎくっとした。
ここに、来るんじゃないか。
渉が来てしまうんじゃないか.......
ドッドッと心臓が音をたてるのがきこえる。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い.....
「ちょっとごめん。1回センラマンとまーしぃ席外してもらえる?」
「...今回きりですよ?」
「しょうがないなぁ.....」
「できれば、家の外でお願いできる?」
「はいはいー...行きましょ志麻くん!」
「わかったわかったー.....」
声が遠ざかり、がちゃっとドアが閉まった
────────────────────
微妙なところで終わらせてごめんなさい.....
あぁぁどんどんうらたさんがわるくなっていく.....
あと(一番重要)更新遅れてごめんなさい...
31人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ