子供? 大人? ページ10
織田作side
「作兄」
「……Aか。どうした?」
「話ある。あと、咖喱食べにきた」
太宰の話だろうか。けど、俺が口を挟む事ではないのは確かだ。
Aは咖喱を注文した。
そして、俺は気付いた。──Aは辛いのは苦手である、と。
「ここの咖喱は、お前には辛いんじゃないか?」
「大丈夫。子供扱いしないで…?」
俺の記憶では、此処の咖喱よりも、甘いもので辛いと騒いでたが、まあ本人が云うのであれば大丈夫だろう。
Aの前に皿が置かれる。
「僕、成長、した……!」
匙に咖喱を乗せ、口元に運ぶ。直前で止まった。
「どうした?」
「心の…準備……?」
「無理するな」
「…無理じゃないもん」
そう云って勢いよく食べた。
そして、立ち上がった。
また、座る。
足をバタバタと動かして止まる。
手を伸ばして、水を探す。
大きく目を見開く。
「…ふ」
思わず声が出た。
「やっぱり無理だっただろ?」
水は俺が持っていた。
早く早く! と云うように手を伸ばしてくる。
涙目で訴えてくるので、意地悪したくなる…気持ちを抑える。
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更新がだいぶ遅くて申し訳ありません。
展開どうしよう、あぁ勉強!
なんてやってたら遅くなりました。
一応、受験というものがあるので、これからも遅くなるかもしれません。
そこのところをご理解頂いた上で応援して頂けると幸いです。
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作者名:LUCA | 作成日時:2019年3月29日 21時