Story 15 * ryuto ページ15
.
とても自宅では消化出来きれなさそうな、大量に出された宿題を学校の休み時間を使って消化する。
先生、可愛いけど結構厳しいみたい。
うわ、しかも応用じゃん。
これわかんないから来週聞こっと。
「作ちゃん早いね、てか勉強してるの？！」
「あ、がりさん、おはよ」
俺と宿題を交互に見て目をぱちくり。
驚いたように傍に置かれたスマホを指差す。
「作ちゃんがゲームしてないなんて、槍でも降るんじゃない？」
「そんなことないよ、…俺、塾に通うことにしたんだ」
「へー！なんでなんで！」
「受験対策、早いに越したことはないでしょ？それに…」
それっぽいことを、いくつか並べてみたけれど、目敏いがりさんには、塾に通うことにした理由を見抜かれているよう。
「それウソでしょ！…あ、もしかして、」
俺わかっちゃった！とでも言いたげな顔、
さすがだね？
「この間のチラシのお姉さん？ガン見だったもんね、作ちゃん」
「速攻でバレた」
別に隠す必要は無いけど、むしろ協力して貰えたらなー、なんてチラリとがりさんの表情を窺う。
「俺も受験対策、はじめよっかな。作ちゃん、俺にも塾紹介してよ」
「うん、いいよ。来週先生に聞いてみるね」
「どんな人なんだろ、作ちゃんの好きな人」
可愛い系？美人系？なんて聞いてくるガリさんを、笑って誤魔化す。
「見たら分かるよ」
「出来るだけ早くね！あ〜、楽しみ！」
…ねぇ、がりさん、なんか楽しんでない？
まぁ、いいか。
「できればさ、がりさんにはさ…」
外堀を固めるのって、大事だよね。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1464人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アオ(プロフ) - さつきさん» ありがとうございます！もうちょっと甘めのシーンを詰め込みたかったのですが最後で無理やり入れました（笑） (2019年3月23日 21時) (
レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 最後の最後に、最強のキュンキュンをありがとうございました！！！ (2019年3月23日 20時) (レス) id: db2720f2e4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - きてぃさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします〜〜！！ (2019年3月13日 1時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
きてぃ(プロフ) - やばいです、盛大にキュン死してます、大好きですこの作品！！頑張ってください！！ (2019年3月12日 12時) (レス) id: 5a9c94661d (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - もちさん» わ〜！早速コメントありがとうございます！！はじこいすてきですよね〜！！作間くんにゆりゆりばりに頑張っていただきましょう……！ (2019年3月11日 1時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アオ
x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年3月10日 22時
