シンデレラ・ガール＊3＊

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よくよく見たらこいつ、背ぇちっさ。








昨日は威勢の良さのせいででかく見えたんかって気づく。









「別に理由はない。呼んで返事する間柄ちゃうやろ」






そうぶっきらぼうに言うてみると「ふーん」とだけ言うた。






でもやっぱりそれだけで終わるやつやなくて









「でも間柄とか関係なくない？呼ばれたら返事するのが普通だよ。」







と言うた。









「…まぁ…それは、そやけど」









なんか怒りながら言われるんとちゃうから言い返すに言い返せへんやんか…。









津田Aは「よっ」と言って1歩俺に近づくと、顔はめっちゃ近くて。





小さい鼻、小さい唇への距離なんて数センチもない。









「正直に言って？」



「な、何やねん」









目をそらせへん。



目をそらしたら負けな気がする。









そして…何も知らんような、純粋そうな目から逃げられへん。

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