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ジョンハンさんの部屋の前まで来て立ち止まる。
3日ぶり、という事もありなんとなく緊張していた。
「ジョンハンさん…Aです」
ノックをし少ししてから、扉が開く。
「3日ぶりの目覚めはどうだ？眠り姫」
顔を出したジョンハンさんは私を見るなり冗談っぽくそう言ってきた。
「姫って…私のキャラじゃないですね」
「そうか？結構似合うと思うけどな」
中に促された私は素直にジョンハンさんの部屋に入る。
必要最低限の物しか置いていない部屋はとても簡素に見えた。
「ジスから診てもらったんだろ？」
「はい、特に異常もなく。ジスさんも困った反応でした」
困ったと言えば、ジスさんのとこに検査しに行くってなった時ジュンくんが、僕も行く！と言って聞かなかったのが困ったというか、大変だったというか。
中々離れないものだからミョンホくんが強制的に連行していたけど…。
「異常がないんだったら良かった」
「心配をお掛けしてしまい申し訳ないです…」
「大事な仲間だからな…気にすんな」
じーんと、温かい何かが心の内に広がる。
嬉しい反面、それはなんとなくむず痒いものだった。
「私、これからチャニョルのとこに行くんですよ」
「なら俺も付いてく。最低1人、誰かを連れて行かなきゃチャニョルとは会えない」
「なんですかその決まり？」
一応チャニョルはキムジヒョン側の人間ということで厳重なセキュリティの上、監視という形でいるらしい。
その為何かあった時に備え、面会をする際は2人以上での決まりが設けられていた。
「面倒ですね…」
「そう言うなよ。表面上そうするしかない」
上はチャニョルとベクヒョン、セフンという能力持ちの存在をどうするか悩んだ末組織が管理している更正施設へと送ることを決めた。
第一はベクヒョンの状態のことも考え、3人一緒というのが大前提の条件だとか。
「スンチョルが掛け合ったおかげだな。ベクヒョンはともかくチャニョルとセフンは独房行きだって言われてたから」
「…そうですか」
「とりあえず、安心だな」
はい。と私はジョンハンさんに笑顔を向ける。
3人が離れ離れにならなくて良かった。
家族は一緒の方がいい。
例え血の繋がりはないとしても、彼らの絆は家族のそれと同じものなんだと私は思った。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
