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「うん、特に異常はないね」
「ジスさん…お医者さんっぽいですね」
「これでも立派な医者なんだけど？」
軽く冗談を言い合い検査を終える。
3日も眠っていたけど特に何か問題があったわけでもなく。
そもそも眠っていた間もジスさんが診てくれていたらしく、特に問題が見つからないから逆に対処出来ず困っていたみたいだ。
「タイミング的に考えると、能力を使ったことが原因だとは思うけど」
「あの〜…それよりチャニョル達は、その…」
「自分より他人の心配？まったく呆れちゃうね」
ジスさんはそう言いながらも、心配しなくてもいいよ。とカルテを見ながら言う。
「ベクヒョンの洗脳の方はまだ少し厄介だけど、時間を掛けて治していけば大丈夫。チャニョルの怪我もハンソルの能力でほぼ完治。後で顔を出しにいくといいよ」
「…良かったぁ」
話しによれば、ミンヒョクくんやパーティー会場で会った女の子も無事。
他にもキムジヒョンの実験材料として捕まっていた多くの身寄りのない子達が保護された。
その子達はウォヌくん達の孤児院の院長先生が全員引き取るという話しになったらしい。
組織でも何かとサポートをするという事で、そういう判断に至ったとか。
全てが丸く収まった。
だけど一つだけ、気掛かりなことが。
「キムジヒョンは姿を消したままなんですよね…」
「うん、何処に逃げたのか全く足取りを追えなくてジフンがイライラしてたよ。国外にでも逃げられたら多分もっと探すのは困難だと思う」
「………」
キムジヒョンとテミンという名の青年。
テミンはわからないが、キムジヒョンは野放しにしてはいけない存在だ。
もし、また奴が何か企んでいるんだとしたら…。
考え込んでいるとジスさんが、はい。と両手を叩く。
「暗い顔は無し。またキムジヒョンが何かを仕掛けてきたら僕達が対処すればいいだけの話し、でしょ？」
ん？と同意を求められ私は困ったように頷く。
でも…ジスさんの言う通りだった。
うだうだしてたって何も始まらない。
「(にしても、キムジヒョンを一発殴り損ねたのはやっぱり悔しいな…)」
ジスさんに検査のお礼を言い医務室から出ようとすると、そうだ。とジスさんが何かを思い出したように声を掛けてきた。
「A、チャニョルのとこに行く前にハニのとこにも行ってあげて、心配してたから」
「あ、はい、わかりました」
ジスさんにそう言われ、医務室から出た私は素直にジョンハンさんの部屋へと向かった。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
