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「大丈夫か、チャニ」
「うん、大丈夫…ってアレ…」
ジョンハンさんから声を掛けられ立ち上がろうとするチャンくんだったが、やはり能力の使い過ぎで身体の方に限界が来ていたらしい。
立ち上がろうにも力が入らないようだ。
チャンくんに肩を貸すジョンハンさんは息をつく。
「これからどうする？俺達が最初考えてた案はこの状況じゃ到底使えない」
「ん〜…そうだな」
チャンくんもチャニョルもダウンしてる今、アレを倒す作戦が思いつかない。
すると通信機から、ねぇ。と若干呑気な声が聞こえてきた。
『ちょっと提案していい？』
通信はジスさんだった。
『きっと、あの厚い肉の内側にはあの肉の塊を構築する核みたいなものがあるはずなんだよね。それを破壊するのが僕的には一番良い案だと思うんだけど』
「それは…逆に難しいんじゃ？そもそもあの肉の塊をどうにかしなきゃって話しになる」
ウォヌくんの意見に同調するかのようにスニョンくんが、ガウ！と吠える。
それもそうだ。それにチャンくんかチャニョルの力が結局必要になってしまう。
『まぁ聞いてよ。僕は外側からどうこうのって言うより、内側から攻めるのはどうかなって言いたいんだ』
「内側から…って」
ジョンハンさんが苦い顔をする。
どうやらジスさんの作戦内容がわかったようだ。
「自ら食われに行けってことかよ」
「それは…」
あまりにも危険ではないだろうか。
アレの中がどうなってるかもわからない。
そんな勝算半分以下のような掛け事なんて。
そもそもそんな危ない役目、一体誰が…。
「じゃあここは俺の出番かな。後はそうだな…」
自ら危ない役目を買ってでるスンチョルさんは、うーん…。と何かを考え込んでいたが、予想もしなかった人物が声を上げた。
「…僕もやる」
ベクヒョンの申し出に私達は目を見開く。
「僕の能力は光だけど、簡単に言えば光のエネルギー物質を熱に変換させたもの」
「…なるほど、用途によっては火の代わりになるね」
「でも…能力の反動がデカいからあんまり使えないのが難点」
情けない。とでも自分に言いたげなベクヒョンだが、優しい笑みを浮かべたスンチョルさんは首を横に振った。
「チャンスは1回で十分」
そう…。とスンチョルさんから視線を逸らしベクヒョンが頷く。
だけど。
「ダメだ、ベク…」
決まったかと思われた作戦に反論の意を示したのは、チャニョルだった。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
