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「A、ベクヒョンを頼んだ。それとチャニが反応出来る範囲にいろよ」
「はい…」
ジョンハンさんの言葉に頷くも私はチャニョルから視線が離せ無かった。
今にもぶっ倒れそうなのに時折かち合う視線は、なんとなく穏やかなもので、この状況に似つかわしくなく余計に不安を煽る。
「俺達も動くぞ」
「わかった」
スンチョルさんを救出しに行こうとジョンハンさん、ウォヌくん、スニョンくんが動こうとした時、通信機から、ちょっと待って！と切羽詰まったようなジフンさんの声が聞こえてきた。
「ジフナ、なんだ？」
『膨大なエネルギー量を感知！奴が何かを仕掛けてくるよ！！』
ジフンさんの言葉に私達は弾かれたように怪物に視線を向けた。
まるで爆発したように無数のソレがこちらに向かって伸びてくる光景に、私の表情が引き攣る。
チャンくんから腕を引っ張られた。
「ヌナ下がって！チャニョルは手伝って！！」
「呼び捨てかよ。まぁいいけど…」
チャンくんとチャニョルが無数のそれに向けて炎を作り打っ放す。
一気に燃やしたかったようだが、数が多すぎて零し漏れが目立った。
「ごめん！全部は無理だった！！」
「いい！地道に潰していくしかない！」
ジョンハンさんが声を荒らげた。
応戦を始めるみんなに私は拳銃を強く握りしめた。
「ヌナ近くに！」
「チャンくん！私よりチャニョルのサポートを！」
ええ！？と慌てるチャンくんを余所に私はベクヒョンを少しでも安全な場所へと移動させようとする。
見た目は小柄だけど重みはちゃんとした成人男性だ。
正直重い！
モタモタしていると、私達を捕獲しようと狙いを定めた何本かがこちらに向かってくるのが見えた。
「ヌナ！危ない！！」
「……っ！」
駄目元で持っていた拳銃で迎え撃つ。
意外にも命中して怯んだソレに私はパッと表情を変える。
「効いた！」
「っ他にもいるぞ…！」
足に火を纏わせたチャニョルが長い脚でソレを蹴りあげていた。
右手から放つ炎で残りのやつも片付ける。
「あ、ありがと…大丈夫？」
「…平気、っ…」
「チャニョル！」
ふらっと倒れ込みそうになるチャニョルの身体を支えようと手を伸ばす。
が、後ろからぬっと手が伸びてき、内心ギョッとしている間にもしっかりとその手がチャニョルを支えた。
「…相変わらず無茶ばかりして」
「…誰の為…だと思ってんだよ…」
少し呆れたような声にチャニョルはそう反論すると、ベク。と緩く笑った。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
