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「すみません。不覚にもキムジヒョンに眠らされてしまって…。ジョンハンさんとチャンくん達は今何処にいますか？」
『俺達は今、外で待機していたスンチョル達と合流してキムジヒョンの研究所に潜入してるとこだ。多分お前が今いるとこもその研究所なはずだ』
「ここって研究所なんですか…？」
チラリとチャニョルを横目で見ると肯定の意として頷いていた。
「パーティー会場のビルはアイツの私有物だ。その地下にこの研究所があるんだよ。因みに俺達がいるのは研究所の最下層」
「…うげ、最下層」
脱出が厄介じゃないか。と思っているとジョンハンさんから、おい。と声を掛けられる。
『お前の他に誰かいんのか？』
「……あー…」
通信機越しのジョンハンさんの問いに私は口を閉じた。
なんというか…今の状況をどう説明すべきかめっちゃ悩むんですが。一応過去にバトってるんだよねぇこの2人。
迷っている私に対しチャニョルが、早く動いた方がいい。と小声で伝えてくる。
えーい。致し方ない！
『A、なんとか言えよ』
「状況は後でちゃんと説明します！とりあえずジョンハンさん達は最下層まで来て下さい！私はそこにいるので！」
『ちょ、待て！』
途中で通信を切る。
これ言い逃げみたいなもんだよな。
強制的に切ったことによりジョンハンさんが静かに怒ってる光景が……あぁ、簡単に目に浮かぶや。ごめんなさい。
「いいか？動くぞ」
「了解…」
チャニョルの後をついて部屋を出る。
真っ白な空間はどこか組織の本部を彷彿とさせる造りだった。
私達がいる場所は研究所の中でも最下層という話しだが、どうやら同じ階にミンヒョクくんや拐われてきた人達が捕らわれているという話しらしい。
「チャニョルの家族ってもしかしてあの時一緒にいた風の能力の人？」
確かセフンって名前だった気が…。
「もう1人いる。ベクヒョンって奴。俺達3人は昔から一緒だった」
歩きながらチャニョルはぽつりぽつりと言葉を探しながら自分達の過去を話し始めた。
小さい頃親に捨てられ3人で力を合わせて生きてきたこと。
その最中キムジヒョンに拾われ、人体実験を受けたこと。
奇跡的に実験が成功し、彼の指示にずっと従ってきたこと。
そして今に至るという。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
