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嫌なこと ページ30

お腹いっぱいご飯を食べて。

近くのコンビニで必要なものだけ買い占めて、
すっかり明るくなった街を足早に後にした。



『疲れた〜。眠い〜。』

T.O.P『・・・・・(笑)』


ふかふかのベッドにダイブして、今にも瞼が閉じそうな私の耳に、スーが付けたテレビの音が子守唄のように聞こえてくる。


自分で付けたテレビを見ながら

T.O.P『お!!』

なんて、スーが反応するから。

せっかく閉じかけてた目を開けて、私もテレビに視線を移した。

『あ・・・・。』


その画面には半日ほど前まで顔を合わせていた、"あの人"が映っていて。

『綺麗だよね〜・・・。』

何気なく言った私の言葉に

T.O.P『あぁ・・・。』

多分、スーも。
特に何も考えずに答えたんだろうけど。


『そこは、"お前の方が綺麗だよ"
って言うところじゃないの?』

なんだかちょっとムッとしてしまって、
我ながら意味不明な言葉で返してしまう。


T.O.P『なんで怒ってんだよ(笑)』


『・・・・・。』


別に怒ってるわけじゃないけど。




せっかく二人でお出かけして。


せっかくいい感じだったのに。


スーがテレビをつけるから。




寝る間際で、今日のモヤッとした出来事を思い出して眠れなくなってしまったじゃない・・・。




『なんで呼んだの・・・・。』

T.O.P『・・・・?』


ボソッと呟いた私の不満を、
聞き取れなかった様子のスーがタバコに火をつけながらこっちを見てる。



『ねぇ・・・。
なんで呼んだの?』


T.O.P『・・・・・!』


2回目の質問で、多分言葉の意味がわかった様子のスーが煙を吐いた後にボソボソと喋り出す。


T.O.P『別に・・・・(笑)
たまたまこっちで仕事があるっていうから。
お前にも会いたがってたし・・・。』


『・・・・・。』


別に。

私は会いたくなかったけど・・・。



そんな可愛くない言葉を口にする勇気はなくて。


『・・・・・・。』


起き上がって黙ったまま。

スーのいるソファまで歩いて、ボスッとその隣に座った。

我儘→←恋人



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設定タグ:BIGBANG , T.O.P , タプ   
作品ジャンル:恋愛
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たか(プロフ) - どんぺんさん嬉しいです。まだお話あるんですね(*≧∀≦*)新作出たらぜひぜひ読ませていただきますねーーーー。 (2018年7月14日 9時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
どんぺん(プロフ) - たかさん» たかさん★こんばんは^^嬉しいお言葉ありがとうございます^^実はまだあと考えてる分だけで3〜4作品ございます(笑)それを全部公開させていただくかはわかりませんが、今もT.O.Pさんの作品を執筆中ですので、良ければ今後ともよろしくお願いします(泣) (2018年7月14日 0時) (レス) id: 3e29cd339b (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - どんペんさんこんばんは。たぷのお話終わりでしょうか…淋しいです…(;ω;)大好きな作品ですのでまだまだ続きが読みたいです。わがままな読者ですがよろしくお願いしますm(._.)m (2018年7月13日 23時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どんぺん | 作成日時:2018年7月7日 20時

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