SUNSET GLOW

非日常 ページ28

ホテルの前に停まってるタクシーに乗り込んで、たいした変装もせず。

まだ薄暗い明け方の街へ繰り出した。




こんなの何年振りだろう、っていうワクワクと。

誰かに見られないかな、っていうドキドキと。


色んな思いが入り混じって、正直複雑な気持ちだけど。




『・・・・・！！』

T.O.P『・・・・・＾＾』



指と指が絡まる感触がして、ふと隣を見ると。

ん？
って顔で惚けてるスーと目が合った。




『・・・・・(笑)』

T.O.P『・・・・・・(笑)』



もしも、いつか。


できるのなら。


見知らぬ土地の見知らぬ場所で、

私達のことなんか誰も知らない場所で、

堂々と手を繋いで、

ショッピングしたり、食べ歩きしたり。


ごくごく普通の恋人らしいことを
人目を気にせず思いっきりしてみたい。


ってずーっと思ってたから。



まぁ、理想のデートとはまたちょっと違うけど。



この非現実的な雰囲気が。

すごく刺激的で、すごく・・・・嬉しい。

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