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放課後、クラスメイトに押し付けられた雑用後。
自分の教室のあるフロアへ足を踏み入れると、
誰かが教室に入っていく影。
まだ残ってるのか。
そんなことより早く帰ろうと引き戸を動かせば、
そこには予想外の人物がいた。
A「…………貴方は。」
緑谷「あ、あ、えっと、
あ、僕は緑谷出久って言って、君は...？」
知ってる。なんて間違っても口には出さない。
ま、体育祭で普通科ではもう
彼を知らない人はいないだろうけど。
一旦教室に入ってから引き戸を閉める。
A「私は輪廻……輪廻A。
ヒーロー科の君がどうしてここに？」
緑谷「輪廻さん……その……」
あまりに動揺する姿に、心の中で首を傾げる。
よくよく見れば指先やズボンの裾に着いている土。
片手に持っている雑巾とその雑巾に付いた汚れ。
極めつけに、彼が今立っているのは私の席の真横。
A「………………もしかして、私の机がどっかに
捨てられでもしてた？」
緑谷「う……うん。
偶然校庭の端で見つけて、中に君のプリントが
入ってたから……。
で、でもちゃんと僕が拭いて戻しておいたし、
あっお節介だったらごめんね！？」
わぁ、あの子たち
ついにそんな面倒なことも始めたんだ。
しかし、デクくんは誰がやったかは見てない。
元々関係ない人だ。彼が優しすぎただけだ。
適当に話してさっさとお帰り願おう。
A「ううん。わざわざごめんね！
大変だったよね...ありがとう。」
緑谷「い、いや、僕は
当たり前のことをしただけだよ！」
近づいて自然に雑巾を受け取り、
ついでに彼の服に付いた土埃を払う。
女性耐性がないのか頬を染めるデクくん。
偶にいるんだよな、こういう客。
恋愛経験の浅さ故に色恋になると面倒なタイプ。
A「…………。」
緑谷「あの、大丈夫...？具合悪かったり...？」
A「……いや、なんでもないよ。
それより私これから用事あるからさ、
お互いもう帰ろ。」
黙り込んだ私を心配する声に、
いけないいけないと頭を切り替える。
しないように気を付けてたのに、
ついついキャラを客勘定してしまった。
邪な思考を振り払うようにデクくんの背を押す。
緑谷「……輪廻さん。」
A「？なに、」
緑谷「煙草、やめたほうがいいよ。」
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！！！(プロフ) - 無山さん» ええ、とても素敵な言葉ですね…！教えていただきありがとうございます(><)夢主ちゃんには幸せになって欲しいですよね… (2022年10月4日 11時) (
レス) @page21 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 本当に最高です。「ヒーローは世界を救うために君を犠牲にするがヴィランは君を救うために世界を犠牲にする」僕が何かで見聞きした言葉で一番好きな言葉です！夢主ちゃんはヴィラン側で幸せになって欲しいです♡ (2022年10月3日 21時) (レス) @page24 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 無山さん» ありがとうございます！漫画読んでて、絶対一定数こういう奴らいるよなって思って書いていたので楽しんで頂けて嬉しいです！ (2022年10月3日 21時) (レス) @page23 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 好きです。個性を持っていても他人をいじめる奴らがヒーローになんざなれるわけない。いいですよねぇ自分が馬鹿にしてたものに負ける時の表情！創造だけでも気分が高まる。さいっこうに好きです! (2022年10月3日 18時) (レス) @page21 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 暖かいお言葉ありがとうございます；；6期アツいですよねぇ！！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月3日 10時) (レス) @page20 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月1日 18時
