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その後、翔太さんが私の部屋にやってきた。
どうやら水城さんから連絡があったらしく、内山が自 殺した日に南と会っていたことがわかったと言う。
「…行くよ」
『え…、あ、はい！』
今にも何かしでかしそうな勢いで南さんの元へと行くので、私はついて行かなくてはという使命感に従い翔太さんについて行った。
南さんのドアの前でインターホンを数回ならしながら『出ませんね〜…』と待っていると横から女性の声がした。
「あの〜…」
『あれ？』
「南さんならウチに来てますけど。あっ一緒に来ます？」
「あぁ…はい」
「じゃあ、ちょっと待っててください」
そう言うと目の前の田宮さんの奥さん…君子さんは南さんの部屋のドアを開けていく。
なんで、君子さんが南さんの部屋の鍵を？と疑問に思ったが、立ち尽くしていても仕方が無いと思ったのか翔太さんが部屋の中へと入った。
『…翔太さん、ここの住民の特徴は"隠したいものは大体ここ"って言ってましたよね』
「うん…多分だけど、重要な何かが眠ってるよ」
意を決して、目の前のドアを開けるとそこには山積みの書類が沢山あった。
そこには田宮さんの調査報告書と可愛らしい少女の写真、そして行方不明の少女が遺体で発見されたという新聞の記事が置いてあった。
私と翔太さんは頷きあって、田宮さんの部屋へと走り出した。
田宮さんの部屋へと入ると、そこには田宮さんの指の間に包丁を刺している南さんの姿があった。
『…ちょっと！』
私と翔太さんに気づいた南さんは包丁を怯える田宮さんの指の間から抜いた。
「ちょうどよかった…聞いてくださいよ。こいつ人殺しなんですよ！それも連続殺人犯…」
「あっ…いや…」
「んで､何人殺したんだよ？忘れたなら説明してやるよ。」
完全に怯えきっている田宮さんに南さんは5年前の2014年8月2日高知県香南市で、南さんの部屋に置いてあった記事の内容と同じく当時小学三年生の女の子が殺害された事件の事を話した。
そこへ君子さんも戻ってきた。
「それって…もしかして」
「台風で外出する者も少なく目撃情報はゼロ。現場付近では停電が起き作動していた防犯カメラも少なく、数年たっても犯人は特定されず事件は迷宮入りになっているんです」
「やっぱりそれ…ほのかちゃん事件のことですよね！？」
「お前が……うちの娘の名前を口にするんじゃねー！あの日のあのサルが…あんただったとはな！！！」
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雫(プロフ) - うみさん» コメントありがとうございます！ 更新する度に楽しく読んで下さりありがとうございます！更新ができない時もありますが、最後までよろしくお願いします！ (2019年9月19日 18時) (
レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 更新される度に楽しく読ませてもらってます！これからもムリせず更新頑張ってください！ (2019年9月16日 20時) (レス) id: 916f75cb10 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「空いてますよ」ではなく、「開いてますよ」です。 (2019年9月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 無さん» コメントありがとうございます！この小説を好きと言って貰えて嬉しいです！更新、頑張ります！ (2019年8月31日 7時) (レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
無 - こんにちわ！この小説好きです！更新待ってますね！ (2019年8月30日 22時) (レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2019年8月22日 22時
