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貴方side
貴｢ここで発見された橘芹菜さんはスニーカーを履いていた｡
でも夕希子さんの靴は見つかっていない...。｣
その言葉に中堂さんは反応して
私は視線を中堂さんに向ける。
貴｢夕希子さんが事件当時履いていたのは編上げのエンジニアブーツ｡
トートバッグも持っていて､そのどちらも未だに見つかっていない｡
できるだけ証拠を残さないために持ち帰ったんだと思ったわ｡
...でも橘芹菜さんは靴を履いたまま｡｣
中｢つまりどういうことだ｡｣
私は中堂さんに近づき話しかける
貴｢橘さんは 外で殺されたから靴を履いていたけど
有希子さんは室内で殺されたから靴を履いて居なかった…。
それに編上げブーツを脱がせるのは簡単ではない｡
つまり、自分から靴を脱いで上がり込むほど親しい人間の可能性もありうる｡｣
私は不動産屋とかの可能性もあるけどね。
そう付け足し特に気にもせず中堂さんの話を聞いた。
中｢室内か...考えた事も無かった｡
夢で見るのはスクラップ置き場近くの寂れた通りだ｡｣
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中｢やっぱりあれしかないか...。｣
そう言って立ち上がり彼が向かったのは棚の下｡
中｢死んでる...。｣
そこに懐中電灯を当ててみると5匹の蟻の死骸があった｡
その蟻はきちんと調べることになった｡
アリの死骸…。
貴｢現場で死んでた蟻の検査結果出たよ〜。｣
次の日に結果をまとめた端末を持ち言うと
食いつくようにミコトと中堂さんが立ち上がった｡
三｢何か出た!?｣
貴｢蟻酸が出ました｡｣
三｢じゃあなんで死んだんだろう｣
結果に2人ともガックリとしていると六郎が話し出した。
久｢あの...橘さんの死因､蟻酸ってことないですか?｣
三｢人を殺せるほどの毒性を持つ蟻酸はないけど...。｣
私は六郎が移動したホワイトボードに目を向ける｡
久｢冷凍されていたから死亡推定日がズレたとか...?｣
中｢1度凍った遺体は､解凍後余計に腐敗が進む。｣
貴｢スーツケースの中で常温だとしたら2日もあれば余裕で腐ると思うわ。｣
久｢じゃあ､殺してから冷房ガンガンかけてたとか｣
東｢それなら火事のとき 電源がとんで､
空き家の電気は使えなくなったって聞いた｡｣
ホワイトボードに情報を書き足していく
彼に後からミコトどうしたの?
と問うと､彼は焦りながら答えた。
六｢警察がいくら探しても犯人の姿が見えないってことは
何か間違ってたのかな...って。｣
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雫(プロフ) - 明里香さん» すみません！ありがとうございます！ (2019年1月7日 18時) (
レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「久辺部」ではなく、「久部」です。 (2019年1月7日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2018年8月23日 17時
