▽88 私にできること ページ32
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A「なにか、思い出した？」
(人3)「一つひとつの場所にお嬢様との思い出があったという
何かを感じました。しかし」
A「しかし？」
(人3)「まだ…もどりません。ここまでしてくださったのに」
A「ううん。ゴメンね、こんなことしかできなくて」
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頭の中で
“私にできること”、“今の私にできること”を
必死に探したけれど、見つからなかった。
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すると
私の両手を(人3)が優しく包み込んでくれた。
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(人3)「たとえ記憶がなくても、これからまた新しい思い出を
お嬢様と一緒に作っていきます」
A「…うん」
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私にできることは
また新しい思い出を作ることだよね。
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A「(人3)」
(人3)「なんでしょう」
A「ちょっとそこにじっと立ってて」
(人3)「は、はい」
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そして、私は
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目を瞑り
背伸びをして
(人3)の唇に自分の唇を優しく触れた。
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すると足元に何かが
ﾎﾟﾝと軽く当たった。
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男の子「ママー!!見て〜！お兄さんとお姉さん
チューしてるよ!」
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はっ!!
男の子の声でやっと我に返った。
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足元を見ると
青いボールが転がっていて
ニコニコとした顔で駆け寄ってきた。
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男の子の母「こら!す、すいません!!」
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遠くから何度も頭をペコペコ下げ、
男の子を引っ張って行った。
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何も考えていなかった。
自分から…(人3)に
キ、キ、キスをっ……//
そう思った瞬間顔がカァーッと熱くなり
自分の口を押えた。
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「いいじゃないですか。いつもしていることですし」
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もちもちなもち - 泣けます… ; ;号泣…… まじでいい作品。そらべあさん、、天才ちゃう?お気に入りです、このお話を、作ってくれてありがとう…! もっと執事がよかったです… (2月21日 6時) (
レス) @page48 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
もちもちなもち - テクノ（親のスマホから）さん» おしの名前入れるといいですよ! (2月20日 6時) (レス) @page13 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
テクノ（親のスマホから） - すみません途中でうっかり送ってしまいました。続きから行きますね。で、ああああああ尊いです本当に！神作です！私のなんか駄作で駄作で…。とにかく凄いです！こんな駄作者の我儘ですが、こんな感じのをまた作ってほしいなと思いました！神作ありがとうございました！ (2021年7月11日 20時) (レス) id: d7df8936b7 (このIDを非表示/違反報告)
テクノ（親のスマホから） - あーーー泣けるーー。親の前だから滅茶苦茶我慢したけど、1人だったら泣いてたな。私の場合は執事さんの方に推しの名前を入れたんですね、はい。で、あああ (2021年7月11日 20時) (レス) id: d7df8936b7 (このIDを非表示/違反報告)
審判 - スゴい面白かったです！！！！ 最後らへんは、ずっと号泣しながら読んでました！。笑 ほんっとなんて言葉に表したらいいかわかんないほど素敵なお話でした＾＾ (2019年7月24日 10時) (レス) id: fc8b5bc6cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらべあ** | 作成日時：2013年11月29日 18時
