貴方以外を愛すことは出来ないのに[wrwrd] (ページ5)

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ラストシーン[tn] ページ5

tn｢大丈夫､Aなら…｣

…まだ､貴方からの慰めの台詞は欲しくない…
要らないよ
だって､トントンの声には似合わない…から｡

『…もう､この関係､終わりにしよっか｡私なんかじゃトントンに迷惑かけちゃうし､この病気も､治んないよ…｡』

別れを切り出したのは､私だった｡
今､このキラキラした思い出達が錆びて輝きを失う前に…終わらせたかった｡

tn｢?!あ､諦めるには早すぎるやろ！それに…まだ､別れたくないんや！｣

トントン､貴方はそう言ったね｡
でも､私が病気になってから徐々に距離が開いていってるのは､わかってるでしょ？
開いた距離はそう簡単には戻らない｡
もう､私達やり直せない｡
それは貴方が1番分かってるはずよ｡

軍人としての私｡
病弱な私｡
このふたつの現実と

治る確率が10%にも満たないくらいの難しい病気になった｡という変えられない真実
昔から病弱だった私は何となくこんな場面に出会う予感がしていた｡