陽だまりの５人組 (ページ33)

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side O ページ33

「ニノーっ、お風呂入ろっ」

「ええ？一緒に入んのー？」

「ほらほら、行くよっ」

「もう………」

強引じゃないかって？いーのいーの。だってニノ、言うほど抵抗してないから。

にしても、やっぱニノ白いなぁ。全然日焼けしてないの。
俺と並んだら余計白く見えるわ。

「よし、俺が背中洗っちゃる」

「んー………あっ馬鹿っ！もういいよっ」

「えー何でぇ」

しまいにはお湯の掛け合いが始まって、もう何が何だか訳わかんない。

余程うるさかったのか姉ちゃんが脱衣場までやって来る始末。笑

「あんた達、風呂で何やってんだか知らないけど溺れないでよー」

あーあー。

「そろそろ上がろっか」

「そだね」

結構楽しかったんだけどなあ。

「ニノこっちおいで」

「んー？」

髪の毛びっしょびしょじゃん。

「風邪ひくよ」

バスタオルで髪の毛をがしがし

「ちょっ、おじさん雑！」

おじさんって！一応先輩なんだからな俺！
ま、いーや。

「気持ちいいでしょー？」

「いいわけないだろっ」

「ほい、乾いた。じゃ寝よ」

「早っ」

「寝れないなら怖い話してあげる」

「余計寝れなくなるよ普通」

まあまあ。
二人でベッドに寝転がる。

俺もニノもそんなにおっきくないから、ギリ入るんだよね。