陽だまりの５人組 (ページ4)

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「相葉さん、制服着たらちょっとは高校生らしくなるじゃん」

毒舌、健在。

「そもそも、相葉さんがこの高校に入れたことが恐怖だよね」

仰る通りではありますけれどもっ

「お前なあっ、」

それもそうか。
俺らが通う高校はまあ有名な進学校。

そもそも自分でも受かるとか思ってなかったし。て言うか！

『まあ、相葉さんミラクルボーイだし、もしかしたら受かるかもしんないじゃん』

とか何とか願書締め切りの前日に電話でわざわざ言ってきたのは紛れもなくお前だぞニノ！

でも元気そうで安心したよ。
おばさんからここのところ落ち着いてるって聞いてたけどさ。
やっぱり直接喋んないとね、心配じゃん。

昔からちょっと人より体調崩しやすいとこあったからね、ニノちゃん。

中学の頃が、一番酷かったかもな………

でもさ！これ凄いと思うんだけど、
俺とニノね、俺が中2の時まで家めちゃくちゃ近かったんだよ。

付き合いも家族ぐるみだったし。

それが3年前、うちがここの街に引っ越す事になって。

寂しいし、何よりニノちゃん心配だなあって時々会いに行ったりしてたんだけどさ、

まさか今年、二宮さん一家がここに引っ越してくるとは！

「ねえ相葉さんさっきから何一人で喋ってんの？超怖いよもう放っていこうかと…」

え、うわあ、声出てた？

「無意識？マジでヤバイんじゃない？」

うわー、気を付けよ。