羅生門と虎と最後の大君4 ページ20
星海坊主が倒れそうになりながらも神威から距離を取ったその時を狙って、Aは駆ける。そして淡い金色の光を纏った拳を握り、星海坊主を殴り飛ばした。
「A!?何やってるアルか!?」
「なんだ、ハエでも止まったか.......?」
星海坊主は倒れてはいるが意識はある。
『い゛ってェ.......神威、これで犧廼瓩涼砲鯏櫃靴修両旅罎鮹イ辰燭里六笋茵あんたの探してたものは、ここにある。全部ぶつけてみろ。
あんたの野望も努力も、最強も、この私が踏み散らかしてあげる』
「っ、邪魔だァァ!」
「A無茶アル!」
Aを攻撃しにかかる神威。金色の光を纏う刀を手に迎え撃つA。
圧倒的に優位なのは神威だった。当然である。しかしAも倒れるわけにはいかなかった。あちこちから血を流しながらも、しっかりと神威を見据え、槍のような攻撃の嵐を受け止めていた。
神楽は星海坊主を安全なところまで避難させ、Aに加勢すべく戻ってきた。
神威の拳に、Aが吹き飛ばされる。
倒れたまま動けないAに神威が再び近づいた。
「やめろォォォ!」
Aを庇うように立つ神楽。お互いに拳を振り上げ、睨み合いながらそれを振り下ろす____
『ダ、メ.......2人とも.......』
一方は殴れなかった。
一方は殴らなかった。
『うっ.......神楽ちゃん、神威.......?』
なんとか身体を起こしたAが見たのは、お互いの肩に腕を回す兄妹。
Aはゆっくりと微笑む。
『っそうだ、敦君と芥川は!』
☆―――――☆―――――☆
夜兎家族が揃ったので洛陽決戦篇みたいにしようと思ったら銀さん不在に気が付き、仕方なく夢主に代わりをさせたら夢主vs神威になってしまい「あり?」と思っております(当たり前)
敦君達の戦いすっ飛ばしちゃってごめんなさい。白鯨の背中の上は広いってことで( ˙꒳˙ )
若し今日この荷物を降ろして善いのなら1→←羅生門と虎と最後の大君3
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風寧 - 銀桜さん» ありがとうございます!双黒メインの回ですが誰かしら出したくて。銀魂にも「コンビ」は沢山あるので誰にしようか迷いました笑。これからもよろしくお願い致します! (2019年12月6日 22時) (レス) id: 541cd41ce9 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 続編おめでとうございます! ここでまさかの土方さんが参戦ですか…!続きが楽しみです! (2019年12月6日 21時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風寧 | 作成日時:2019年12月6日 19時