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振り返ったら、
めっちゃ寂しそうな不安な顔してた。


そっと、その綺麗な手を取って、
ぎゅっと繋ぐ。


「そない寂しそうな顔せんとき。
とも、31日には帰って来るやろ?
すぐやんか」


宥めるように言うたら、
真っ赤っかなって。


「別に寂しくなんかない」


そんな強がり言うてる。


天邪鬼なんが、ともの可愛えとこ。


「ほんまに?」


「ほんまに。
5日間なんかすぐやし」


とも、自分でそう言うたくせに。


「せやな。すぐや」


俺がうなづいたら、
途端に悲しい顔になる。


「・・・大毅は平気なん?」


急に甘々になんのはもっと、
心臓、ぎゅいんって掴まれる。

ともの掌の上で転がされてる気分。


「平気なわけないやん」


階段の一段上におるせいで、
いつもと違って、
俺よりちょっと背の高い、ともに、

下から掬うようにキスした。


その瞬間、

ふわあって甘い香りが、
階段に広がった気ぃする。

俺が離すまで、
されるがまんまやったくせに。


「こんなとこで何するねん!」


我に返ってから、とも、急に怒り出した。


「何って、キスやん」


「それは分かってる!
なんでするん、ってこと!」


「ともにキスしたなったから。
ともの不安な気持ち、
なくしてあげたいなあって。
それに、一番はともが大好きやから」


理由を全部言うたのに、

ともは余計に真っ赤っかんなってる。


「・・・もおっ。
次、外でしたら、許さへんからなっ」


「とも、昨夜は、
俺がしたい時に好きにしてええ、
言うてたくせに」


「なっ、俺、そんなん、言うてへんっ」


「思い出させたろか?」


繋いだ手を軽く引き寄せて、
もう一回、甘ったるいキスを交わす。


「とも、溶けそうな顔してる」


「嫌や、そんなん言うん」


「可愛え」


俺が可愛ええ言う度、
ううんって首振って否定するけど、

その仕草がまた可愛いてたまらんなるねん。


これ以上こうしてたら、
ほんまに離れられへんなってまうから。

ともの金色の髪、くしゃくしゃってして。


「とも、俺んこと忘れんなや」


なんとか、大人ぶって言えた。


「大毅もやで?」


「当たり前やろ?」


たったの5日やのに。

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未来(プロフ) - やばい。好きすぎる。続きも楽しませてもらいます♪ (2021年1月28日 21時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - かみちゃん、しげにハマるの早すぎて尊いです笑 (2021年1月25日 20時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 前コメントさせて頂いたものです。緑赤と思ってすみません…このお話めっちゃ面白いです!!これからの更新も楽しみです! (2021年1月22日 22時) (レス) id: a46d4b8797 (このIDを非表示/違反報告)
はなこ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています!赤緑大好きで、毎回キュンキュンしておりますっ!!作者様の作品の大ファンなので! (2021年1月22日 8時) (レス) id: 4e1b2b15c7 (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - またコメント失礼します!なんか、キャラが本人達に似てるけど、でも違うところもあって…って感じでめちゃくちゃ入りやすくて読みやすいです!恋のABOも何回も読み直させて頂いてるんですけど、これもリピート間違いなしです!なんか上から目線っぽくてすいません… (2021年1月21日 22時) (レス) id: f84d2fbefe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fool | 作成日時:2021年1月17日 21時

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