【小説版】悲劇のブラックスワン (ページ8)

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転校生の秘密ページ8

授業が終わった頃跳姫は職員室に向かおうとしていたが道が分からず困ってあった。
「何処なんだ？」
「分からないんですか？」
その声は遠藤冬華、遠藤夏樹の妹だった。
「貴方は？」
「僕は遠藤冬華、あんたは？転校生？」
「俺は1年の神堂跳姫です、転校生で職員室が分からないんです。」
「1年か、僕は3年遠藤冬華、職員室なら教えてあげるよ。」
「ありがとうございます！」
冬華は跳姫に教えてあげ、なんとか職員室に行った。
「ありがとうございます、あと宜しくお願いします。」
「まぁ着いてよかったな、それじゃあこの辺で。」
冬華はそう言ってすぐ去った
(結構いい子だったな、あと神堂ってあの神堂月君の弟かな？あっ月君だ。)
「月君、ちょっといい？」
「遠藤先輩！どうしたんですか？」
「跳姫君の事だけど」
「あぁ、あとアイツ女ですよ。」
「えっ」
冬華は驚いて硬直してしまった
「アイツ昔から自分を男と勘違いしていていくら説得しても男と勘違いしていてそのままにしているんですよ。」
「僕弟だと思ってた。」
「しょうがないですよ、あと跳姫は義理の妹なんです。」
「分かった、ありがとうね。」
そう言って冬華は駆け出した、そして跳姫がいた所まで行った。
「跳姫君」
「先輩！どうしたんですか？」
「その、君男の子でしょ、僕もそうなんだ…だから友達になろうよ！」
「いいんですか？ありがとうこざいます！」
「僕の事はとうちゃんって呼んどいて、よくそう呼ばれるんだ」
「それじゃあ俺はステップって呼んでください。」
「分かった…宜しく」
「はい！」
なんやかんやで2人は仲良くなっていた、2人は自称男同士だった、2人の話は後程で。