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朝早くに目が覚めると、手嶋先輩と青八木先輩の寝顔が左右にあって、思わずふふっと笑ってしまった。
ふふ･･･サンドイッチでぬくぬくだ。
挟まれて体だけじゃなくて心までぽかぽかにしてくれる。
手嶋先輩のふわっとカールした髪が頬を撫でてくすぐったくて、青八木先輩に顔を向ける。
青八木先輩の髪が流れて、今は目を隠していなくて、起きている時よりあどけない寝顔にほっこりした。
じっと観察していると、青八木先輩の瞼が震えて、ゆっくりと目が開く。
ばっちり視線が絡んで数秒、先輩の顔はみるみる内に赤くなっていった。
飛び退いた青八木先輩が壁で頭をごちんとぶつけて蹲ってしまって、慌てて体を起こす。
「････っ！」
「だ、大丈夫ですか･･･っ？」
「ぅ･･･へ、いき」
「んー･･･」
手嶋先輩も薄っすら目を開いて、今度は手嶋先輩を見ると、こちらも急に目を見開いて、赤くなったと思った瞬間に飛び退かれてしまった。
「っ！？うわっ！？」
「きゃあっ！？せ、先輩っ！？」
壁際だった青八木先輩は壁に頭をぶつけてしまったけど、手嶋先輩の寝ていた場所には壁がない。
結果･･･ベッドから転がり落ちた。
手嶋先輩も青八木先輩も、どちらも痛いおはようになってしまっている。
３人で顔を見合わせて、最後には大笑いしてしまった。
「おはよう。姫！いよいよだな！」
「全力で、サポートする！」
「は、はいっ。私もみなさんの為に頑張ります･･･っ」
顔を洗って洗面所から出てくると、青八木先輩が残っていた小麦粉と卵を使ってホットケーキを焼いてくれた。
今日は体を休めていろと言われて、手嶋先輩が洗い物をしてくれて、私は至れり尽くせりだった。
３人でマンションを出て学校まで歩くと３年生はみんな揃っていて、私たちを見て手をあげてくれる。
私が笑顔で挨拶すると、驚いたような顔をした後、安心したように微笑んでくれた。
私、本当に周りが見えていなかったんだなと改めて感じる。
こんなにもみんなは心配してくれていて、こんなにも大切にしてくれていたのに･･･。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾メロメロ･･･なんて素敵なお言葉でしょう（嬉）そしていつも温かいお言葉とても励みになります。今後も頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月24日 19時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 姫ちゃんはどうなってしまうのか、次回が気になっちゃいます！荒北さんの誤解がとけて良かったです♪皆さん姫ちゃんにメロメロですね！更新頑張って下さい*^^* (2019年12月24日 12時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - Mayuさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾大好きと言っていただけてとても励みになります♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月17日 2時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - 第9期，お疲れ様でした！瑠璃さんの作品，大好きです！これからも頑張って下さい。応援してます！ (2019年12月16日 15時) (レス) id: bf6e64c20c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ふたばさん» ありがとうございます＾＾ゆっくり構想を練りたいと思います。いつも励みになっております(*^^*) (2019年12月16日 4時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年10月7日 6時
