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一度更衣室に戻ると、上から半袖のパーカーを羽織ってお財布を持ってから施設前で待っていてくれた箱学レギュラーのみんなと合流する。
「よし、じゃあ昼飯に行くか」
「そうだな」
新開さんと福富さんが歩き出した後ろに着いて歩く。
そういえば箱根学園は共学だから、食堂のメニューも確かハーフサイズがあったんだと思い出してほにゃりと笑ってしまった。
すると、隣りを歩いていた真波くんが不思議そうに顔を覗き込んできた。
「姫ちゃん。嬉しそうだね。どうしたの？」
「え･･･？私、顔に出ちゃってたかな？」
「出てた出てた！もう幸せそうにふにゃってなってたよぉ！」
「ふにゃ･･･っ？」
そんな会話をしていると、後ろを歩いていた東堂さんと荒北さんが私たちの会話を聞いていたみたいで話し始めてしまった。
「お、おい。荒北。今俺の姫が『ふにゃっ』と鳴いていたぞ！安定の可愛らしさではないか！」
「ふにゃって･･･。お、おう。っつーか！俺の姫って何だよ！コラ東堂！おめぇのじゃねーよ！うっぜぇ！」
「うざくはないな！」
なんだか私が『ふにゃ』って鳴いたことになってるけど、言い出したのは真波くんだから勘違いしないでほしい･･･。
後ろの途方もない会話は聞かなかったことにした方がいいのかもしれない。
「えと。うんと、ね。総北って男子校だから、食堂のメニューが全部大盛でね。私、いつも先輩たちに手伝って貰わないと食べきれないの」
「えー。大盛いいなぁ」
「ふふ。それで、前に合同合宿でここに来た時、ハーフメニューがあったこと思い出して、迷惑かけなくて済むかもって思ったらつい･･･。それでも食べきれるか自信は無いんだけど･･･」
そう言うと、真波くんは『余ったら俺もらうから心配いらないよー』とにっこり微笑んでくれる。
ロードに乗っている人は優しい人しかいないのではないだろうかと改めて思った。
「お腹減ったねぇー。俺もう力入らないや！」
「ふふ。私もお腹ぺこぺこなっちゃった」
そう言って顔を見合わせて笑い合った私たちを３年生たちは微笑ましそうに見つめていることに私は気づいてはいなかった。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 素敵な感想をありがとうございます＾＾状態異常という表現に嬉しすぎて笑っちゃいました（笑）神･･･なんて素敵なお言葉いただけるなんて光栄です＞＜今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年10月29日 3時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 荒北さん(箱学メンバー)との合宿、最高すぎて“悶える”という状態異常にかかりっぱなしでした＾＾この作品神がっかてます！ (2019年10月28日 22時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ソラさん» いつも感想ありがとうございます＾＾たくさんコメント頂けて嬉しい限りです♪何度も読み返してくださって感激です！推しが決まらない内はブレブレでいろんな方に愛していただきますね★今後ともよろしくお願いいたします('-'*) (2019年8月4日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 何度もコメすみません(^^;) 荒北さんのお姫様抱っこに触発されてまた1話から全部読んできちゃいました（≧∇≦）何度めかな笑。読むページによって推しが変わりますが姫ちゃん可愛い過ぎますね。箱学の押せ押せ楽しみにしていますね(^ ^) (2019年8月3日 18時) (レス) id: c7e90ea51e (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 的場琳さん» 嬉しい感想ありがとうございます('-'*)総北陣の大人しさが際立つ箱学の押せ押せを執筆できればと思います。今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月30日 21時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年5月31日 2時
