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「はぁ・・・」



さっきからため息が止まらない・・・。

みんなの洗濯物を旅館のランドリー室の洗濯機で回しながら、温泉でのことを後悔中。

私ったら、少し寂しく感じたくらいでみんなの楽しい雰囲気を台無しにしちゃうなんて、最低・・・。

ピー・・・という脱水完了の音に洗濯物を取り出しカゴに入れていく。



「・・・最低だよぉ・・・私」

「何が最低なの?」

「きゃあっ!?・・・って、真波くん・・・?どうしてここに・・・?」

「え?俺?俺は先輩たちの洗濯係ー」



にっこり笑って持っているカゴを少し上げて隣りの洗濯機にドサドサっと入れているけど、箱学は6人だから総北より洗濯物が少ないね。

洗剤と柔軟剤を入れてピッと押した後、真波くんは私に視線を向けて固まった。



「ひ、姫ちゃん・・・?それ・・・。何・・・?」

「え・・・?あ、うん。みんなの洗濯物、今洗い終わって乾燥機に入れるところだったの」

「えっと、1人で・・・?って、待って待って・・・っ。それ下着・・・っ!」

「うん?そうだね・・・。誰のか分からないんだけど、乾燥した後、みんなに選別してもらわないとだよね」



困ったように笑うと、真波くんは何故か顔を赤くして『手伝うよ!』と言って水分を含んで重くなったカゴを持ってくれた。



「そ、総北って変わってるね・・・。女の子に下着洗わせてるとか・・・」

「?そうかな?でも、金城先輩と話し合ってこれが1番いい方法だと思ったんだけど・・・」

「えー・・・。俺だったら・・・。わぁ・・・っ!?」



真波くんと乾燥機に洗濯物を入れながらお話していると、急に隣りから悲鳴が上がった。

どうしたのかと顔を上げようとした時、ランドリー室の入り口から声がかかる。



「真波。1人では大変だろう。この俺が手伝ってやろうではないか。感謝するがいい!」

「あ・・・。東堂さん。こんばんは」

「おお。姫もここにいたのだな?ぬ・・・っ?真波・・・お前・・・っ!」



東堂さんは私の隣りにいた真波くんに視線を向けたまま、珍しく強張った表情で固まった。

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作品ジャンル:恋愛
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます^^箱学偏は何故か荒北さんと新開さんがグイグイ前に出てきていますね(笑)今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年8月13日 21時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 私、箱学の中でも特に泉田さんと荒北さんが好きなのでお二人との絡みがあって嬉しかったです!更新頑張って下さい (2019年8月13日 21時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ミズキさん» コメントありがとうございます。間違えていましたね・・・すみません><現在多忙のため修正に少しお時間がかかるかと思いますが少しずつ直していきます。ありがとうございました。 (2019年4月5日 6時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 東堂さんの名前甚八じゃなくて尽八ですよ! (2019年4月4日 23時) (レス) id: eee77d9b22 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ぺやみさん» 嬉しいコメントありがとうございます^^御堂筋くんとの絡みも視野に入れているのですが、負の絡みになりそうです★大丈夫でしょうか?(汗)今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします^^ (2018年12月1日 13時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃色の夢 | 作成日時:2018年11月26日 20時

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