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「ルナーは食事はどんなものを食べるんだ？」
「ふぇ？」
突然リクさんに質問されたことに驚いた私は、奇妙な声が出てしまった。
どんなものって･･･この世界の食べ物は、私の生きていたあの世界と共通なのかな？
「うー。きに、なるにょ」
「うん？何をです？」
返事になっていない言葉にカイさんは首を傾げて聞いてくれる。
ごはんのお話だったけど、それより何より私は気になってしまったのだ。
そう、『ルナー』という呼び名のことが。
「るなー、なまえ、ちがう、でしゅ」
「ああ、そういえば･･･そうだな。ルナーはお前のその存在自身の名だ」
「意思疎通の出来る『ルナー』が生まれたのは、もうかれこれ数百年も前のことですから、それから今までのルナーは私たちのような守人が名づけ親になっていましたね」
ああ･･･なるほど。
一言で『ルナー』といっても、私のような言葉を持つ生き物だけではなかったんだね。
「ルナー。あなたは生まれたてです。名前はもう決まっているのですか？確かに大昔の歴史の書には、名を持って生まれてくるルナーもいたとは記されているのですが･･･」
「なまえ、るう」
「るう？ああ、ルナーの名は『るう』というのか」
「ふふ。るうですか。可愛らしいお名前ですね」
ようやく私の名前を呼んでくれたことにほっとする。
私が『ルナー』と呼ばれる神様の愛し子と呼ばれる存在なのは分かったけれど、こっちの世界の神様に私自身が出会った覚えもないわけです。
･･･あれ？
もしかして、綿毛のようにふわふわの小さな光だった時に会ったお兄さんが神様だったのかな？
転生したという表現がきっと正しいのだろうけど、そこのとこは小説みたいに神様がチート能力をくれるなり、何かしらの説明が欲しかった。
しかもこの世界には人間が存在しないわけだから、一見人間に見えるリクさんやカイさんも竜族らしいし、だっこしてもらった時の肌の感触は間違いなく人間のものではなかった。
それに、私、小人にでもなってしまったような錯覚をしてしまうくらい、建物も人も家具も何もかもが大き過ぎるんだ。
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ダリア - やはり貴方様の書く作品は迚素晴らしい物ですね!るうちゃん物凄く好きです!可愛い!登場人物は全員好きになってしまいました!! (2022年9月15日 3時) (
レス) @page50 id: d57692a101 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - やほ子さん» 読んでくださっていたのですね。ありがとうございます！今は繁忙期で少し忙しくて更新が遅いですが今後もよろしくお願いします＾＾ (2021年3月17日 0時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
やほ子(プロフ) - 瑠璃色の夢さん» なるほど！！私少し前に読んでました！リメイク版が見れるなんてうれしいです！ (2021年3月16日 21時) (レス) id: d9cd79b552 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - やほ子さん» コメントありがとうございます。こちらは以前別サイトで投稿していた小説のリメイク版になります＾＾現在は瑠璃色の夢という名でしていますが以前は瑠璃夢という名で投稿しておりました。 (2021年3月16日 15時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
やほ子(プロフ) - この小説他のサイトにも投稿してらっしゃったりしますか？ (2021年3月16日 14時) (レス) id: d9cd79b552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2020年1月29日 16時
