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「言葉は分かるか？ルナー」
「･･･？」
言葉は分かります･･･が、ルナー？それがもしかして私の新しい名前ですか？
思わずコテリと首を傾げた私の頭を、大きな手が遠慮がちに撫でてきた。
おお･･･なんという包まれ感！素敵ですっ！
「････」
「････」
無言で大人しく頭を撫でられていましたが、長い･･･長すぎますお兄さん。
とてつもなく長い時間なでなでされています。
ずっと撫で続けられたら私の頭皮がはげちゃう可能性があるのですが･･･もうそろそろ中断してもらっていいでしょうか？
「･･･あにょ」
「ん？どうした？」
いえいえ･･･。
どうした？って爽やかな笑顔で聞き返さないでください。
「えと･･･ことば、わかりゅ、ましゅ」
「ああ、そのようだな」
どうしてか舌ったらずな言葉しか出てこないことに驚いたけれど、考えすぎちゃいけない気がしてきた。
それよりも、頭皮がそろそろ限界を迎えてしまいそう。
思わず大きな指を両手で掴んで下ろしてみたけど、大きなこの人の人差し指を握った私の両手を見てどうしてこの人嬉しそうなのかな･･･？
ちょっと怖い。
「ルナー？わからにゃい、でしゅ」
「ん？ああ、ルナーというのは神の愛し子のことだ」
「いとし・・・ご？」
神様の愛し子、聞き慣れない言葉に頭がぐるぐるする。
「･･･っ。くしゅんっ！」
「っ！？」
ひんやりとした空間にはだかんぼでいたせいか、思わずくしゃみをしてしまった。
よく考えたら私はだかんぼっ！？
いや、生まれる前から私は子供で幼児体型だったから恥ずかしくはないんだけど･･･。
うわあぁぁ･･･非現実的な状況にすっかり忘れてた。
１人で悲観に暮れていたら、大きな人は羽織っていた真っ赤なマントを脱いで、私をぐるぐる巻きにして軽々と抱き上げられちゃった。
「！？あ、あにょ？」
「寒いのだろう？どうやら孵化したばかりで肌も柔らかく、まだ硬くなっていないようだ」
肌が硬くなるってどういうこと？
なるわけないよ、人間だもの。
心の中でつっこみながらも慌ててその人の首にしがみついたら、えええ･･･カチカチだぁっ！
お兄さんの肌は弾力はもちろんあるんだけど、どんだけ鍛えたらこれだけ硬くなるの？というくらいカチカチだった･･･。
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ダリア - やはり貴方様の書く作品は迚素晴らしい物ですね!るうちゃん物凄く好きです!可愛い!登場人物は全員好きになってしまいました!! (2022年9月15日 3時) (
レス) @page50 id: d57692a101 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - やほ子さん» 読んでくださっていたのですね。ありがとうございます！今は繁忙期で少し忙しくて更新が遅いですが今後もよろしくお願いします＾＾ (2021年3月17日 0時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
やほ子(プロフ) - 瑠璃色の夢さん» なるほど！！私少し前に読んでました！リメイク版が見れるなんてうれしいです！ (2021年3月16日 21時) (レス) id: d9cd79b552 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - やほ子さん» コメントありがとうございます。こちらは以前別サイトで投稿していた小説のリメイク版になります＾＾現在は瑠璃色の夢という名でしていますが以前は瑠璃夢という名で投稿しておりました。 (2021年3月16日 15時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
やほ子(プロフ) - この小説他のサイトにも投稿してらっしゃったりしますか？ (2021年3月16日 14時) (レス) id: d9cd79b552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2020年1月29日 16時
