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ゆっくり、時間をかけて金城さんは話をした。
････もう話し合いに入ってかれこれ１時間以上は経っていることに気づいた。
ある程度話終わった辺りで、突然青八木は窓に走り寄ると、大きく目開いて叫んだ。
「･･･純太っ！！」
「･･･っ！え･･･まさかっ！？」
青八木の表情にひやりとして２人で部室を飛び出すと、３年生は俺たちの行動に驚いて、後に続いて飛び出してくる。
今泉も困惑している様子で後に着いてきた。
目の前には疲労困憊でペダルを回し続ける姫。
地面には汗で水溜りが出来るほどに水滴が広がっていた。
あれからずっとか･･･！？
「･･･姫！もう回すな！止まるんだっ。姫っ！？」
「な･･･っ。聞こえていないのか！？」
いくら大声で呼んでも、姫は前だけを見て震える足でペダルを回し続けている。
もう目も霞んでいるのかもしれない。
「止めろって！姫･･･っ。おいっ！」
「巻島っ！姫の足を押さえて止めろ！」
「･･･くそっ。止まるっショ！」
俺が叫んでも姫は聞こえていないように俺を見ようともしない。
金城さんが巻島さんに指示を飛ばすと、巻島さんは姫の体ごと抱きしめて足を掴んだ。
そこでやっと姫は声を出したけど、その声は掠れている。
水分さえとっていなかったのかっ！？
「や･･･っ。ま、だ。回すん、ですっ。いや･･･っ」
「もう、やめるっショ！姫っ！田所っち！！頼む！」
イヤイヤと弱々しい抵抗をする姫に、巻島さんは田所さんに叫ぶと、田所さんは息を飲んで姫を見た後、強制的に抱き上げてペダルから足を離させた。
今泉は愕然とその様子を立ち尽くして見ている。
今頃、自分の過ちに気づいたみたいだな･･･。
遅ぇんだよ！
「や、ですっ。みんなと、走り、たぃっ。はぁ、いや、いやぁ･･･っ！･･･っ」
田所さんに横抱きにされた姫は、未だにイヤイヤと首を振り、泣きながら悲痛な言葉を言い続けている。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» コメントありがとうございます＾＾不快だなんてとんでもないですよ。こうして読んでくださる方がいるんだと再認識出来て、とても励みになります(*^^*)ありがとうございます♪ (2019年8月13日 19時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 此方こそ、よろしくです。コメントは数回しかしたことがないので不快な気分にさせてしまうかもしれないのですが(._.) (2019年8月13日 16時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 1期に続いて２期も感想頂けるなんて感激です＾＾狂喜乱舞という表現にとてもテンションが上がっております。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年8月13日 4時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 心が...狂喜乱舞しました。もう、本当に...最っ高です！ (2019年8月13日 3時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - YAMASAさん» 感想ありがとうございます＾＾舞台版も面白いですよね。応援ありがとうございます♪頑張りますね！ (2018年11月4日 5時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年10月29日 21時
