�� ページ25
「随分とうちのAがお世話になっている様ね。嫉妬しちゃうくらい仲がいいみたい」
「えへへ、そうですか？」
「この子こんなにストレートに嫌悪感ぶつけてるのにわからないの？」
『やめてください姉さん』
伊作先輩はそういう方なんです
ちょっと抜けてるんです
「え？嫌悪…？」
『ただの八つ当たりなので気にしないでください』
「Aってば！姉さんと伊作君どっちが大事なの！？」
『伊作先輩です』
「イヤァァアアーーー！？反抗期かしら！？」
発狂している姉さんから庇うように伊作先輩の前に立つ
伊作先輩に迷惑かけないでください
あと注目の的になってるので叫ばないでください
「Aが反抗期に…！姉さんたちがいない間に学園で悪い影響を受けてしまったのね…！もしかして昨日のお友達も良い子じゃないのかしら？」
姉さんはキッと俺の後ろの伊作先輩を睨みつけ
周囲の生徒にもギロリと眼差しを向けた
ビクリと肩を震わせてみんな三年生の後ろに隠れている
引率の土井先生も姉さんの異様な雰囲気に警戒している
『姉さんやめてください。みんな怯えています』
「それでも私は黙っているわけにはいきません！土井先生！これは一体どういうことですか！」
うちのかわいいAがー！とずっとヒステリーになっている
これは俺が体張るしかないのか…
周りの生徒たちの怯えようを見てこのままにしておけないし
また黒歴史が増えるが仕方ない
俺は姉さんに近づいて腕にしがみついてありったけのぶりっ子を演じる
『姉さん、怒らないでください！俺が一番大好きなのは家族と姉さんに決まってるじゃないですか！』
「Aっ…！やっぱり、やっぱりそうよね！かわいいかわいい私のA！姉さんも愛してるわ！」
瞳を潤ませて俺を抱きしめる姉さん
ヒステリックは抜け出した様だ
「でも姉さんもAが心配なのよ。歳の離れた弟がいつか1人で忍術学園に通わないといけないなんて…もうやめてしまいましょうか？」
『えっ？』
「姉さんと一緒に家で働きましょう。大丈夫、薬草の知識さえあれば忍になんてならなくてもいいわ」
『ね、姉さん？』
「牡丹先生、なにを…？」
「土井先生、Aを忍術学園から退学させます」
は…？
〜ﾌﾟﾁ設定〜
多少反抗期はきてる。
久しぶりに会って辛辣な対応してたらあまりにもヒステリックに悪化して最終兵器ぶりっ子を召喚した。
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朋香(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！更新がんばりましょう！この界隈が盛り上がりますように！☺️ (9月10日 19時) (
レス) id: 3e80e4ecfe (このIDを非表示/違反報告)
空 - 面白いです。お互い更新頑張りましょう (9月9日 13時) (レス) id: ffd33a398f (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - モブさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです☺️今後も長編の予定なので気を長くして待っていただけると幸いです😌 (9月8日 9時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
モブ(プロフ) - 楽しく読ませていただいております。今後も無理せずに頑張ってください、楽しみにしています。 (9月8日 7時) (レス) @page41 id: fca6a78eec (このIDを非表示/違反報告)
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